日経平均 | 26,945.67円 ▼388.12円 |
為替 | 1ドル=131.70円 |
売買高(東証プライム、以下同) | 13億8,454万株 |
売買代金 | 2兆9764億42百万円 |
値上り銘柄数 | 93銘柄 |
値下り銘柄数 | 1,723銘柄 |
騰落レシオ(25日) | 99.10% |
市況概況
金融不安は払しょくされたと思ったのだが・・・
米国株が軟調、ダウ平均が大幅下落となったことを受けて週末の夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が大きく売られていたことから売り先行となった。
ただ、その売られた要因である金融不安は金融当局の施策などで収まったかに見えたのだが、寄り付きから売られたあと、いったん戻したものの再度売り直されてほぼ安値引けとなった。特に売り急ぐ材料もなかったのだが、連休の谷間で買い気に乏しい中で手仕舞い売りに押された形となった。
昼の時間帯も売り物がちで、後場も本日の安値を更新して始まるなど冴えない展開となった。それでも27,000円を意識するところでは買い戻しも入ったのだが、結局は売り直され、27,000円を割り込む展開となった。
いったんは27,000円を割り込んで底堅さも見られたが、最後の最後に手仕舞い売りを急ぐ動きとなって、結局は安値引けとなった。特に何がどうしたということでもなく、買いがないところに手仕舞い売りが嵩んだということなのだろう。
小型銘柄も先週末の反動から安くなるものが多く、マザーズ指数やグロース株指数は大幅下落となった。先物もまとまった売り買いがそれほど多いわけでもなかったのだが、売りが売りを呼ぶような期末の動きが見られ、下に下にと水準を切り下げる形となった。
金融不安も払拭されたと思うのだが、今度は逆に利上げ継続が嫌気される形となったのだろうか。それとも金融不安があるから、ここで利上げが行われるとまずいということなのだろうし、利上げが行われないということになるとそれだけ景気が悪い、利上げの影響で金融不安も起こるということなのだろう。
ただ、実際には金融機関の破綻などは連鎖的に起こるとは思えず、騒ぎ過ぎなのだと思う。ここは買い向かう方向で銀行株も含めた割安銘柄拾っていくということで良いのだと思う。
テクニカル分析
日経平均
75日移動平均線に押さえられて売られ、一気に雲を割り込んだ形だ。ここから下値模索となるのか、雲の中での動きになるのかということなのだが、雲のサポートを確認するように再度雲を抜けていったんは戻りを試すことになるのだと思う。
▽詳しくは解説動画をご覧ください。
当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。