この記事は2023年5月23日(火)に「羊飼いのFXブログ」公開された「志摩力男氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


FXトレード戦略
(画像=Alex/stock.adobe.com)

2023年5月23日(火)の午後14時すぎに現役トレーダーの志摩力男さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

志摩力男
慶應義塾大学経済学部卒。1988年~1995年ゴールドマン・サックス、2006〜2008年ドイツ証券など、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任。そのあと、香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立後は世界各地のヘッジファンドや有力トレーダーと交流があり、現役トレーダーとして活躍中。

現在の為替相場の傾向や相場観

現在、日経平均株価が上昇し、米ドル/円が上昇するというアベノミクスが戻ってきたかのようなマーケットとなっている。

米ドル/円をサポートする1つの大きな要因としては、日本の金融政策が植田日銀新総裁となっても変わらないのではないかという安心感からも来ているようだ。

そして米国の金利については、間もなくピークだとパウエルFRB議長が判断する一方、もっと高い金利が必要だと考えるFRB関係者も多く、意見が拮抗している。ただ、高めの金利はおそらくしばらく続くのではないだろうか。

現在の為替相場の戦略やスタンス

現在の日経平均株価の動きはある程度本物に見えるので、トレンドとして日経平均堅調・米ドル/円堅調という動きは、向こう何カ月かは続きそうだと思っている。しかしながらあまりにも急激に短期的に上がり過ぎたことから、調整は必要だろう。

おそらく日経平均の調整が始まったら米ドル/円も調整することになりそうだ。よって、137~140円辺りの高値圏でのもみ合いの展開を想定。戦略としては、押し目買いスタンスで140円超えを狙いたい。

▽米ドル/円 の日足チャート

230523shimaS
(画像=羊飼いのFXブログ)

※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。