この記事は2023年5月22日(月)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「竹内のりひろ氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


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(画像=FXトレード戦略,米国,債務)

2023年5月22日(月)の午前8時過ぎに現役トレーダーの竹内のりひろさんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

竹内のりひろ
1990年、カナダ系の銀行で為替ディーラーになる。HSBCでは米ドル/円のチーフトレーダーを務めるなど20年以上にわたって為替市場の第一線で活躍。現在は個人トレーダーとして自己資金を運用するほか、情報配信を行なう

現在の為替相場の傾向や相場観

先週1週間の主要通貨の対ドルでの騰落を振り返ると、円は下落の最上位(−0.91%)に位置する。円は全面安の展開、全ての通貨に対しパフォーマンスで劣り、米ドル/円やクロス円が上昇している。米ドル/円は年初来高値を更新、138.74円の高値をつけている。ナスダックが年初来高値を更新、日経平均株価はバブル崩壊後の高値を更新と市場のリスクセンチメントの改善が続く。

現在の為替相場の戦略やスタンス

先週末にかけて、米ドル/円はやや調整色を強めたが、基調は依然強いままだ。市場で円売りの受け皿となっているのは、米ドルというよりどちらかというと欧州通貨で、スイスフラン/円などは42年ぶりの高値更新がすぐそこに迫る。

米国では利上げの打ち止めが示唆された一方で、欧州は今後数回の利上げ余地が依然残り、こうした点でも優位性がある。構図は昨年米ドル/円が買われた背景、つまり日欧の金融政策の格差拡大と考えるとわかりやすい。

上述のようにリスクセンチメントの改善が続くなかでは、米ドル/円もクロス円も深い押し目は買いだろう。ここからのリスク要因は米国の債務上限問題。こちらもしっかりフォローしたいところだ。

今週は米ドル/円で137.00~140.50円、ユーロ/米ドルで1.0700~1.0950ドル、ユーロ/円で147.50~151.00円とみている。

▽米ドル/円の日足チャート

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(画像=羊飼いのFXブログ)

▽ユーロ/米ドルの日足チャート

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(画像=羊飼いのFXブログ)

▽ユーロ/円の日足チャート

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(画像=羊飼いのFXブログ)

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