この記事は2023年5月18日(木)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「神田卓也氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


FXトレード戦略
(画像=NENUMI/stock.adobe.com)

2023年5月18日(木)の午前10時時点に外為どっとコム総合研究所の神田卓也さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

神田卓也
株式会社外為どっとコム総合研究所取締役調査部長上席研究員。1987年福岡大学法学部卒業後、第一証券を経て、1991年メイタン・トラディション入社。インターバンク市場にて、為替・資金・デリバティブ等の取引業務を担当し、国際金融市場に対する造詣を深める。2009年7月外為どっとコム総合研究所入社。

現在の為替相場の傾向や相場観

米債務上限問題に関する悲観的な見方が後退する中、米ドル/円は137円台後半へと続伸。

昨日17日(水)は、米債務上限引き上げを巡る交渉についてバイデン米大統領と共和党のマッカーシー下院議長がいずれも楽観的な見通しを示したことで、米国の長期金利上昇や株高とともにドル高・円安が進行した。

本日18日(木)朝も137円台後半で推移しており、今月2日に付けた月初来高値(137.77円前後)と3月に付けた年初来高値(137.91円前後)を視界に捉えている。

現在の為替相場の戦略やスタンス

世界的なリスク選好の動きが継続すると予想される本日18日(木)は、これらの上値抵抗をまとめて突破する可能性もありそうだ。

138円台には、昨年12月15日高値の138.17円くらいしか主要な上値抵抗がないことから年初来高値の更新で上昇に弾みが付けばこれも一気に上抜ける可能性があるだろう。

仮に持ち高調整などで反落した場合は、昨日17日(水)上抜けた200日移動平均線(137.10円前後)が下値支持として機能するか注目したい。

▽米ドル/円の日足チャート

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(画像=羊飼いのFXブログ)

※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。