トレードノートどうやって書く?効率的な方法はある?

日経平均株価、日10年債利回り、独DAX、イギリスFT、ダウ・ナスダック・S&Pの株価。それからアメリカの2年債と10年債の利回り、ドル円、ユーロドル、ユーロ円、豪ドル円、ポンド円の5通貨のピボットと始値・高値・安値・終値。これを毎日20年間つけています。ちょっと私は時間かけすぎているんですけれども、やっぱり自分で数字を書くということは大事だと思いますし、半年前はどうだったかパラパラとめくってたら見られますよね。もし時間があればおすすめしますけども結構時間がかかりますんで、大事なポイントだけお書きになったらと思います。

それとローソク足を書いていらっしゃるんですか?大変ですよね。申し訳ないんですけども、それだったらさっき申し上げた数字を書いた方がいいと思います。それよりも私がもうとにかく注視しているのはこれですよ。これはドル円の10分30分60分1日のいわゆるローソク足チャートなんですけれども。これで相場の動きの短いものや日足の長い足を見るほうがためになると思います。わざわざ書くのは大変ですよね。今は外為どっとコムが毎日をチャートを提供してくれますから。チャートを見ながらですね、短いもの中期のもの、それから長いものを視覚的に見た方が、私はお役に立つんじゃないかなという気がします。決してローソク足を書くなとは言ってないんですけれども。今コンピューターが全部やってくれて、押すと何月何日いくらだったとか全部出てきますんで。そちらのほうにエネルギーを注力した方が効率がいいかもしれません。一緒に効率よく安全にうまくやってまいりたいと思います 

子供が専業トレーダーになりたいと言ってきたら

お子様にやらせてはいけません。お父さんは別に楽をしてトレードしているわけじゃないですよね。専業の方や自分の余っている余裕資金を効率よく安全に運用したい。2つに分かれると思うんですけど、もしかしたらご自身は専業というか、それを専門にしていらっしゃるかと思うんですけれども、でもここに至るまで大変ですよね。あたかもゲームで勝ってるっていう風な考えをもしお子さんがお持ちだったら、絶対にそれは間違っているというふうにお伝えください。

私も45年以上為替をやってますけれどもすごく難しいです。銀行の時はですね、銀行のお金なんで儲かればボーナスもらってどんどん偉くなる。損すればクビ。まあクビになっても私は他に何とかできるというそういう考えがあったのでやってきたんですけれども。ある程度の資金力があったとしてもですね、それだけで食っていこうと専門のトレーダーになるのはものすごく難しいです。例としては我々60~65歳。銀行ですから定年というのがありますよね。(定年後に)現役の頃あれだけ儲けたから自分でやってみようって言って、私の知ってる3分の2はあっという間に損をして辞めてしまいました。

だけどこういった取引はですね、やっぱりお金持ちが儲かることになってるんです。ある程度5%はやられてもまだいいねと言うけれど。500万しかなくて100万損したらどうしようというのでは、なかなか儲からないですよね。もしご興味があるのであれば、まずは就職して余裕資金を貯めて、その余裕資金を使って効率よく運用するようにお伝えください。お父さんは決してトレーディングで楽をしているわけではない。何年もやってきた経験をもとにして非常に慎重にやっているのであってゲーム感覚でFXを考えてもらったら困ると。まずは就職をして余裕資金を100万でも150万、500万でも何でもいいですけど作って、それをまずは運用してみて(10回中)8勝するようなスマートな取引ができるようになったら考えてもいいかなと思うけど、大変ですよ?月曜日の朝7時から土曜日の朝6時までやってますけれども、もうこればっかりやってると健康にも良くありませんし。とにかく普通の職業でとりあえず余裕資金を貯めて、それをもとにしてやるようにしたらいかがでしょうか? 為替は面白いですよ!すごくうまくいけばいいんですけれども。あくまでもやっぱり、自分の余裕資金を安全かつ効率よく、というのが為替の基礎だっていうことをぜひお伝えください。

【酒匂隆雄のFXお悩み相談室】

動画配信期間

2023/6/15~

目次

0:00 オープニング
0:05 トレードノートどうやって書く?効率的な方法はある?
1:39 子供が専業トレーダーになりたい!と言い出したら…
3:57 お悩み・相談を大募集!

「酒匂隆雄のFXお悩み相談室」とは?

皆様からお寄せいただいた外国為替に関する素朴な疑問や、FXの取引手法に関するご質問などに、往年の東京市場の名外為ディーラーである酒匂隆雄氏がお答えします。

酒匂隆雄のFXお悩み相談室
(画像=外為どっとコム マネ育チャンネル)
酒匂隆雄
酒匂隆雄氏
酒匂・エフエックス・アドバイザリー代表 1970年に北海道大学を卒業後、国内外の主要銀行で敏腕ディーラーとして外国為替業務に従事。その後1992年、スイス・ユニオン銀行東京支店にファースト・バイス・プレジデントとして入行。さらに1998年には、スイス銀行との合併に伴いUBS銀行となった同行の外国為替部長、東京支店長に就任。 その一方で2000年には日経アナリストランキング・為替部門にて第1位を受賞するなど、コメンテーターとしても高い評価を得ている。

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