日経平均 | 33,485.49円 ▼16.93円 |
為替 | 1ドル=141.27円 |
売買高(東証プライム、以下同) | 16億3,038万株 |
売買代金 | 4兆3825億43百万円 |
値上り銘柄数 | 761銘柄 |
値下り銘柄数 | 1,006銘柄 |
騰落レシオ(25日) | 95.15% |
市況概況
意味もなく売り先行で始まり、意味もなく買われ、意味もなく売られた
米国株はまちまちだったが、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が高かったことから買い先行で始まるかと思われたが案に反して売り先行となった。
寄り付きの売りが一巡となった後もいったん下値を試す動きとなったが、33,400円水準で下げ渋ると今度は買戻しを急ぐ動きで昨日の高値を試すような展開となった。結局33,600円を超えて前場の取引を終えた。
昼の時間帯も特に材料がないなかで先物に買戻しが入り、後場は前場の高値、昨日の高値を抜けての始まりとなった。すぐに33,700円を超えるような場面もあったが上値は重く、かといって売り急ぐでもなく値持ちの良い展開となった。
引けを意識する時間帯からはさすがに目先的な過熱感があることや日銀の金融政策決定会合の結果発表を意識するかのように手仕舞い売りに押されるものが多くなり、節目と見られた33,500円を割り込み、寄り付きを割り込んで本日の安値を試すような展開となった。結局、最後は下げ渋ったが、行って来いの相場で安値圏での引けとなった。
小型銘柄も手仕舞い売りに押されるものが多く総じて冴えない展開だった。マザーズ指数やグロース指数は軟調だった。先物はまとまった売り買いが散発的に見られたが、指数を先導するようなこともなく、指数に連れて買い戻しが入ったり、手仕舞い売りが出たりというような感じだった。
何だか意味の分からない相場展開だった。夜間取引で乱高下となったその流れを受けるように、結局終わってみれば行って来いという状況で上髭線の長い形で天井圏で出現する形となった。明日は日銀の金融政策決定会合の結果が発表されるが、何も変化が見られないと買戻しが入るのかと思ったが、本日の動きを見ていると何も変わらないと売られるということになりそうだ。
いずれにしても目先の指数に影響の大きな銘柄の空売りの積み上がり方次第ということなのだろう。空売りが一気に減少しての暴落が懸念される。
テクニカル分析
日経平均
高値を抜けたものの「十字星」が出現した。明日大きめの陰線となると「宵の十字星」で当面の高値をつけたことになる。25日移動平均線や基準線までの調整が見られるのではないかと思う。
当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。