M&H蒸留所は、イスラエルで初めて設立された蒸留所です。
「ワールド・ウイスキー・アワード2023」のシングルモルトウイスキー部門で、製造したウイスキー「M&H Elements Sherry」が世界最高賞を受賞したことでさらに注目が高まっています。
蒸留所設立から10年弱と若いながら、こだわり抜かれた製法で造られたウイスキーは実際どのような味わいなのでしょうか。
M&Hの歴史を解説するとともに、ウイスキーのラインナップや口コミを紹介します。
この記事の監修者
浅野まむ
お酒とBarを愛しています。バーテンダー歴8年、現在ライター。ウィスキーエキスパート資格持ち。 1人で飲むのも、2人で飲むのも、大勢で飲むのも何でも好きです。
イスラエル産ウイスキー「M&H」とは
M&H蒸留所のウイスキーは評価が高く、近年では「M&H Elements Sherry」が「ワールド・ウイスキー・アワード(WWA)2023」で世界最高賞であるワールドベスト・シングルモルトウイスキーを受賞しました。
イスラエル初の蒸留所として話題のM&Hを紹介します。
「M&H」の名前の由来
社名のM&Hとは、「Milk&Honey」を意味しています。
「Milk&Honey」とは、旧約聖書に記載された「乳と蜜の流れる肥沃な大地(a land flowing with milk and honey)」のことで、約束の地を意味するイスラエルそのものを象徴する言葉です。
ヤハウェが約束した理想の地を表すフレーズが、M&Hの名前の由来です。
「M&H」誕生の地
M&H蒸留所は、イスラエルのテルアビブという街に設立されました。
テルアビブはイスラエルの中心都市であり、「中東のヨーロッパ」として政治や経済の中心地として発展を続けています。
地中海に面し、地中海性気候が特徴的なテルアビブの気候を利用してM&Hのウイスキーは造られています。