28日(金)の株・債券・商品市場
ドル/円 外為注文情報(FX板情報・オーダー状況)
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人気通貨ペア 本日の予想レンジ
ドル/円の見通し:落ち着きどころが定まらない
28日のドル/円は乱高下の末に前日比+1.2%の大幅高となった。日銀はイールドカーブ・コントロール(YCC)の運用柔軟化と称して長期金利の許容上限を事実上引き上げた。これについて市場では、YCC修正としては小粒で想定内との見方や、事実上の金融緩和修正で政策正常化の第一歩との見方などが激しく交錯。ドル/円は、141.00円台に上昇したかと思えば138.00円台に急落するなど、短時間のうちに値幅を伴って乱高下した。ただ、植田日銀総裁が会見で、YCC柔軟化は副作用を軽減した上で金融緩和の持続性を高める措置だと強調したことなどから海外市場にかけて円売りが優勢となり、NYクローズ間際には141.18円前後まで上昇した。
ドル/円は週明けの本日も荒い値動きが続く公算が大きい。日銀のYCC柔軟化を受けて日本の10年債利回りが9年ぶりの0.6%台を窺うとの見方が多く、日米金利差縮小の観点から円買いが強まる可能性がある。一方、足元の米経済指標は軒並み良好で今週末に発表される7月雇用統計も米景気の底堅さを示すとの期待感からドル選好の動きも予想される。加えて月末の実需フローによる売買が交錯しやすいことから、本日のドル/円は落ち着きどころが定まらない不安定な相場展開が見込まれる。
注目の経済指標:ユーロ圏経済指標
注目のイベント:中国の記者会見
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1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、WEB・新聞・雑誌・テレビ等にコメントを発信。
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