この記事は2023年8月28日(月)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「竹内のりひろ氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


FXトレード戦略
(画像=NanSan/stock.adobe.com)

2023年8月28日(月)の8時時点に現役トレーダーの竹内のりひろさんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

竹内のりひろ
1990年、カナダ系の銀行で為替ディーラーになる。HSBCでは米ドル/円のチーフトレーダーを務めるなど20年以上にわたって為替市場の第一線で活躍。現在は個人トレーダーとして自己資金を運用するほか、情報配信を行なう

現在の為替相場の傾向や相場観

中国景気の減速からオセアニア通貨の下落、景況感の悪化から欧州通貨の下げも続く。金融緩和の継続もあり円売りも続き、結果、先週もドルは主要通貨に対しほぼ全面高の展開で引けている。

週末のジャクソンホール経済シンポジウムでは、パウエルFRB議長が金融引き締めの継続を示唆し、この流れを後押しした。米ドル/円もじんわり上昇、年初来高値146.63円まで上りつめている。

現在の為替相場の戦略やスタンス

パウエル氏は金融引き締めの継続を宣言したが、これはあくまでこの先の経済指標などのデータ次第。つまり、物価指標であるCPIや雇用関連指標の結果の重みが一段と増す。

今週は9月1日(金)に米国では8月の雇用統計が発表予定。雇用統計は経済指標のなかでは遅行指標であり、景気拡大末期のなかでは、結果は良くて半ば当然であり、市場予想と同じかこれを上回るのがメインシナリオだ。

しかし、夏場の雇用統計は市場予想を下回る傾向があり下振れのリスクには警戒を要する。パウエル議長から金融引き締め継続が示されていることもあり、売り向かうわけにもいかず、米ドル/円の深い押しは依然買いだろう。

今週は米ドル/円で145.00~148.50円、ユーロ/米ドルで1.0650~1.0900ドル、ユーロ/円で156.50~160.00円とみている。

▽米ドル/円の日足チャート

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(画像=羊飼いのFXブログ)

▽ユーロ/米ドルの日足チャート

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(画像=羊飼いのFXブログ)

▽ユーロ/円の日足チャート

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(画像=羊飼いのFXブログ)

※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。