星野佳路 星野リゾート社長
1960年生まれ。軽井沢町立軽井沢中部小学校、慶應義塾中等部を経て慶応高に入学。中・高在学中はアイスホッケー部に所属し、中学時代に全国大会で優勝、高校時代には国体出場を果たしている。慶大経済学部に進学。日本航空開発(現・オークラ ニッコー ホテルマネジメント)の米国法人を経て家業の星野温泉の取締役に就任するが、経営方針を巡る対立により半年で退任。米シティバンク銀行でホテル事業の債権回収業務に当たった。
1991年に星野温泉へ再入社し、4代目社長に就任する。1995年に星野リゾートへ社名変更した。1999年にリゾート再生事業の一環としてデザインホテル「リゾナーレ」を引き受け、2004年には黒字化を果たす。
その後は「アルツ磐梯」や「アルファリゾート・トマム」といったスキーリゾートの再生にも成功。国内で最も有名なリゾート運営会社となった。2005年には100年の歴史を持つ祖業の星野温泉旅館を閉館し、「星のや 軽井沢」をオープン。これ以降、京都や竹富島、東京都心などで高級リゾート旅館「星のや」事業も展開している。
妻は慶応中等部、慶應義塾女子高等学校を経て慶大経済学部に進学した星野朝子日産自動車副社長。
玉塚元一 ロッテホールディングス社長
1962年生まれ。幼稚舎、普通部を経て、慶応高校に入学。中学時代からラグビーを始め、慶大法学部進学後はレギュラー選手として関東大学対抗戦で全勝優勝、全国大学選手権でも準優勝を果たしている。
旭硝子、日本IBMでの勤務を経て、「ユニクロ」や「GU」を展開するファーストリテイリングに入社し、2002年に社長就任した。2005年に企業再生を手がけるリヴァンプを設立。同社と経営委任契約を結んだロッテリアの会長兼最高経営責任者(CEO)に就任した。
2014年にローソン社長、2016年に同社会長を経て、2021年からロッテホールディングス社長。2022年から経済同友会副代表幹事に就任するなど、財界でも活躍している。福澤の「独立自尊」や小泉信三元塾長の「練習は不可能を可能にす」といった慶応での教えが人生訓になっているという。
祖父は日本証券業協会会長や東京証券取引所の理事長を務めた、玉塚栄次郎玉塚證券(現みずほ証券)元社長・会長。