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近年急激に業績を伸ばしている業界がソーシャルゲーム業界だ。

『パズル&ドラゴン』の大ヒットで知られるガンホー <3765> や、『モンスターストライク』で知られるミクシィ <2121> など、ヒット作1本で業績が大きく変わるのもソーシャルゲーム業界の特徴と言える。

そんな業界の中でも注目を集めているのが”コロプラ” <3668> だ。コロプラは『クイズRPG魔法使いと黒猫のウィズ』が大ヒットし、その後も続々とヒットアプリを提供し続けている。2014年11月に発表された第4四半期決算ではその勢いをありありと見せつけられている。コロプラの決算について中身を見ていこう。


今期のコロプラの驚異的な成長の背景

コロプラの決算はまさに祭りと言っても過言ではない。

売上高は前年比219.5%、営業利益は310.9%、純利益も312.7%と驚異的な伸び率を挙げている。その要因として挙げられるのは、まずは前年度より続いている核となる大ヒット作、『クイズRPG魔法使いと黒猫のウィズ』だ。同作のCM効果が続く中、さらに『蒼の三国志』もCMの効果があってかロケットスタートとなっている。

14年2月には業界全体で返金騒動が起こり、コロプラの売上にも大きな影響がでたが、その後『スリブレ』、『星の島のにゃんこ』と立て続けにヒット作を展開。2014年7月リリースの『白猫プロジェクト』の好調も驚異的な伸び率を表した決算の後押しとなっている。さらにコロプラは2014年4月には東証一部に上場も果たしている。