コロプラがヒット作を連発する背景

かつてのソーシャルゲーム業界の雄であるガンホーは2013年時点で既に『週刊エコノミスト』や『会社四季報』など経済誌で紹介されるなど、株価を高騰させたことで話題となった。しかし、コロプラは現在、ガンホーよりもソーシャルゲーム業界では本命という声が強い企業だ。

コロプラの成功の背景にあるのは、ヒット作に頼りすぎないことにある。基本はたくさん作ることで、3ヶ月スパンで新作ゲームをコンスタントに配信しているところに強みがある。しかもしっかりとCMなど広告宣伝を行い、ヒット作に育てている。

ソーシャルゲームは基本無料ダウンロードで、アイテムなどの課金がゲーム内に発生する仕組みになっている。そのため、ダウンロード数が大きな指標になっており、投資家の間でも投資の指標になっている。費用としての広告宣伝費の増加が懸念されるところだが、決算報告では売上費10.3%としっかりと予算内に収めている点も見逃せない。


コロプラは2015年も絶好調か 海外へも展開

コロプラの来期の計画では、今期の第4四半期の売上高をベースとして4倍した金額に新規売上を加味した700億円という数字を目指す。新規ゲームに関しても既に9本の開発承認が下りており、期初から突き進む準備は既に整っているとも言える。開発承認済アプリは、アクションが2本、RPG1本、スポーツとシミュレーションが各3本という内訳になっている。

さらにコロプラは海外アプリの開発にも力を注いでいく考えだ。来期は海外の現地法人も視野に入れて準備を進めている。競合他社が苦戦をしている海外展開に対して、コロプラの海外戦略は成功するのかどうかが来期の注目ポイントではないだろうか。

(ZUU online)

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