テクニカル分析
一気に雲の上に上昇。3σ上限も近い
日足、一気に雲の上に上昇。2σ上限上抜き、3σ上限も近い。10月26日の5日線上向きも上昇のきっかけ。20日線も上向き。11月1日-2日の上昇ラインがサポート。10月2日-11月2日の下降ラインが上値抵抗。
週足、10月2日週-16日週の下降ラインを上抜き上昇。10月16日週-23日週の上昇ラインがサポート。8月28日週-9月18日週の下降ラインが上値抵抗。5週線横ばい。20週線上向き。
月足、10月は陰線、9月の「陽の陽はらみ」で下落した。ただ後半は戻し、11月の上昇スタートに繋がった。6月-9月の上昇ラインがサポート。8月-9月の下降ラインが上値抵抗。
年足、22年の長い上ヒゲを上抜く大陽線。14年-22年の下降ラインを上抜く。21年-22年の上昇ラインがサポート。
VAMOS MEXICO
IMFとメキシコの協議、財政支出拡大に注意
IMFは、民間消費、サービス、建設、自動車生産の好調を理由に、メキシコの2023年の成長率予測を7月発表の2.6%予測から3.2%に大幅に引き上げた。
IMFは、メキシコの景気拡大は広範囲にわたり、失業率は過去最低、製造業の設備稼働率は過去最高となっていると述べた。
メキシコは米国のサプライチェーンの「ニアショアリング」を獲得する重要な機会がある。「この可能性を活かして他の生産地と競争するには、慎重なマクロ経済政策を追求し続けながら、メキシコの長年の構造的課題に対処する必要がある」とIMFは述べた。
「そのためには、よりターゲットを絞った公共投資の増加、より良いガバナンス、国内資金源へのアクセスの増加、女性の労働参加の増加、よりクリーンなエネルギー源への消費の方向転換が必要となるだろう」と付け加えた。
IMFは、メキシコは歳入の低迷に苦しんでおり、2023年の全体の財政赤字は2023年中に国内総生産(GDP)比3.9%と予測。計画されている2024年予算は、年金、賃金、主力投資プロジェクトへの支出増加に歳入圧力が加わり、財政赤字はGDP比5.4%になると予想されていると付け加えた。これが「経済が潜在力を上回って推移しており、インフレ率が中銀の目標にまだ戻っていない中での需要を押し上げるだろう」と述べた。
IMFは、このさらなる成長圧力により、金利上昇、通貨高、債務対GDP比の上昇、インフレ率の低下鈍化につながる可能性が高いと述べた。