この記事は2023年12月6日(水)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「西原宏一氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


FXトレード戦略
(画像=Nandor/stock.adobe.com)

2023年12月6日(水)の午前10時すぎに、現役トレーダーの西原宏一さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

西原宏一
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行にて為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラーなどを歴任後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。

現在の為替相場の傾向や相場観

これまでメルマガで述べてきた通り、米ドル/円は152.00円を超えられなければ、戻り売りスタンス継続。

この思惑の通り、米ドル/円は反落してきたが、注意すべきはそのスピードだ。米ドル/円は今週、一昨日4日(月)に一気に146.23円付近まで急落した。これで高値からあっさり、570pipsも急落したことになる。

個人的に米ドル/円は26週SMAを割り込めるかどうかに注目している。現在米ドル/円の26週SMAは146.32円付近に位置しているが、今週の米ドル/円の安値は146.23円付近。

この26週SMAがクリアに割り込めれば、米ドル/円の下落も加速するのではと思っているが、今のところサポートされて147円台に反発。そのため、米ドル/円のショートはいったんスクエアにして様子見。

現在の為替相場の戦略やスタンス

注目はユーロ/円。金利先物市場ではFRBだけではなく、ECBも来年の第2四半期辺りから利下げを織り込み始めている。

この意味においては、ユーロ/円は164.30円付近でいったんトップアウトしていると考えている。結果、今週はユーロ/円の戻り売り方針で臨みたい。ターゲットは155円台だろうか。

▽ユーロ/円 日足チャート

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(画像=羊飼いのFXブログ)

*:当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。