この記事は2023年12月5日(火)に「羊飼いのFXブログ」公開された「志摩力男氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


FXトレード戦略
(画像=cassis/stock.adobe.com)

2023年12月5日(火)の午後14時すぎに現役トレーダーの志摩力男さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

志摩力男
慶應義塾大学経済学部卒。1988年~1995年ゴールドマン・サックス、2006〜2008年ドイツ証券など、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任。そのあと、香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立後は世界各地のヘッジファンドや有力トレーダーと交流があり、現役トレーダーとして活躍中。

現在の為替相場の傾向や相場観

先週1日(金)のパウエルFRB議長の発言がほぼニュートラルな内容だったため、タカ派寄りな内容を期待した人にとっては期待外れだったかもしれない。

現在、米国経済のスローダウン懸念が徐々に高まってきており、米国の金融政策のピークということで、昨日4日(月)、ゴールドが乱高下し、ビットコインは非常に好調となっている。

米国がどの程度のスローダウンするのかが次のポイントとなってくるだろう。

現在の為替相場の戦略やスタンス

今週、来週は大きなイベントが続く。まず今週8日(金)には米雇用統計があり、来週12日(火)にはCPI、14日(木)日本時間未明にはFOMCと、ヘヴィーなイベントが3連発となっている。

ここが今年最後の勝負どころとなるのだろうか。そのため直前はポジション調整が優勢となり、今週は8日(金)の米雇用統計までは、あまり動かない相場になるかと思っている。その後の相場は、指標結果等を見てからとなるだろう。

▽米ドル/円の日足チャート

231205shimaS
(画像=羊飼いのFXブログ)

※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。