日経平均 | 33,675.94円 △456.55円 |
為替 | 1ドル=143.59円 |
売買高(東証プライム、以下同) | 17億4,443万株 |
売買代金 | 4兆1823億95百万円 |
値上り銘柄数 | 957銘柄 |
値下り銘柄数 | 630銘柄 |
騰落レシオ(25日) | 99.56% |
市況概況
緩和継続を好感して連日の大幅高
昨日の日銀総裁の会見を受けて夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が大幅高となったことから本日の日本市場は買い先行となった。
改めて買い上がる材料とも思えなかったのだが、ヘッジ売りの買戻しなどが主体で寄り付きから買い気配で始まるものなども見られ、大幅高となり、その後も買戻しが続き11月20日の高値を試すように33,800円を超える場面も見られた。さすがに高値を意識して手仕舞い売りも見られ、33,800円を割り込んで前場の取引を終えた。
昼の時間帯は若干上値の重さが見られたものの値持ちのいい展開で、後場も前場の終値を下回って始まったものの売り急ぐということでもなく、値持ちが良いから買戻しが入り33,800円を超えると売られるということで上値は重いながらも大幅高水準を維持しての展開だった。
引けを意識する時間帯も特に売り急ぐということでもなく値持ちは良かったが、最後は手仕舞い売りに押されて後場の安値引けとなった。ファーストリテイリングの買戻しが強烈で1社で日経平均を140円押し上げた。
小型銘柄は手仕舞い売りに押されるものも見られ、堅調ながらも上値の重い展開だった。グロース250指数やグロース株指数は堅調ながらも上昇は限られた。先物は朝方はまとまった買いも見られて指数を押し上げる場面もあったが、昼頃からは上がれば売られ、下がれば買われると言うような展開で方向感に乏しかった。
日銀の結果を受けて連日の大幅高となった。ただ、指数に影響の大きな銘柄の買戻しで指数が押し上げられているだけという面もあり、改めて割高銘柄や円高傾向を嫌気することになれば、再度調整となるのだろう。高値を試したものの抜け切れないということで手仕舞い売りも嵩んでくるのではないかと思う。買戻し一巡となった銘柄にどこまで買いが入るのかが注目される。
テクニカル分析
日経平均
一気に上値を試す動きとなった。窓を空けての上昇で陽線ではあるが、上髭も長く、窓埋めの調整は見られるのだろう。
▽詳しくは解説動画をご覧ください。
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