この記事は2024年2月5日(月)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「齊藤トモラニ氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。
2024年2月5日(月)の午前10時時点にウインインベストジャパンの齊藤トモラニさんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。
齊藤トモラニ
ウインインベストジャパンのFXトレーダー兼インストラクター。2006年11月の杉田勝FXセミナー受講生。受講後、FXでの利益が給料を上回るようになる。その後、トレーダー兼講師として活躍。抜群のFXトレードセンスを持ち、セミナー受講生から絶大な評判を得る。「トモラニ」の愛称で親しまれている。
現在の為替相場の傾向や相場観
先週2日(金)の非農業部門雇用者数が35.3万人と予想をはるかに超え大幅上昇した。12月分も大幅に上方修正されている。これを受けて、米国長期金利は大幅上昇、ドル指数も大幅反発、米ドル/円も148円台ミドルまで一気に反発上昇した。
2日(金)の米ドル/円は雇用統計で一気に買われた。米ドル/円60分足チャートを見ると、2日(金)の午前10時の足で146.24円付近の安値を付け、翌土曜日午前1時の足で148.59円付近の高値をつけた。米ドル/円の一日の値幅は約235ピップスと極めて大きな値幅だった。
タイムサイクル的には1/24~2/1の底値圏が終了し、1/31~2/8の天井圏に向かい始めた。エリオット波動的には4波のなかのa波が2/2に終了、上昇b波は11/13に終了して下降C波がスタートしたところ。
現在の為替相場の戦略やスタンス
雇用統計時に下降トレンドラインを抜いてきたため、力強く上昇しているが、そろそろレジスタンスに近い。148.80円付近のレジスタンスを抜ける時にどれくらい上昇していくかを見たいところだ。
もしあまり上昇せずに上ヒゲを付けるようなローソク足の形になり、148.20円レベルを切ってくると少し調整が入りそうだ。その場合は一旦抜いたトレンドラインの延長線の押し目で買ってみようかと思う。
▽米ドル/円4時間足チャート
※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。