この記事は2024年2月1日(木)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「神田卓也氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


FXトレード戦略
(画像=Funtap/stock.adobe.com)

2024年2月1日(木)の午前10時時点に外為どっとコム総合研究所の神田卓也さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

神田卓也
株式会社外為どっとコム総合研究所取締役調査部長上席研究員。1987年福岡大学法学部卒業後、第一証券を経て、1991年メイタン・トラディション入社。インターバンク市場にて、為替・資金・デリバティブ等の取引業務を担当し、国際金融市場に対する造詣を深める。2009年7月外為どっとコム総合研究所入社。

現在の為替相場の傾向や相場観

本日1日(木)日本時間未明のFOMCは、次の一手が利下げであることを完全に認めつつも3月の利下げ開始には否定的な見方を示した。

角度によって見方が変わる玉虫色の声明および議長会見にドルは乱高下。米ドル/円は146.00円付近まで下押したのち147.40円台まで持ち直す場面もあった。

なお、パウエルFRB議長は会見で「労働市場が力強く経済が健全という基本シナリオの下、利下げのタイミングについて慎重になれる」とも発言しており、物価動向とともに労働市場の動向が利下げのカギになるとの見方をあらためて示した。

現在の為替相場の戦略やスタンス

今回のFOMCを受けて、明日2日(金)の米1月雇用統計により大きな注目が集まることになるだろう。

本日1日(木)の市場はFOMCの結果をあらためて消化しつつ明日2日(金)の雇用統計を待つという複雑な心理状態にあると見られる。

そうした中で米ドル/円も神経質な相場展開が見込まれ、146円台前半では底堅い反面、147円台半ばでは上値が重くなると予想している。

▽米ドル/円の4時間足チャート

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(画像=羊飼いのFXブログ)

※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。