この記事は2024年2月7日(水)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「井口喜雄氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


FXトレード戦略
(画像=cassis/stock.adobe.com)

2024年2月7日(水)の午後13時すぎにトレイダーズ証券の井口喜雄さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

井口喜雄
トレイダーズ証券市場部ディーリング課。認定テクニカルアナリスト。1998年より金融機関に従事し、ディーリング業務に携わる。2009年からみんなのFXに在籍し、ドル円や欧州主要通貨を主戦場にディーリング業務を行う。ファンダメンタルズからみた為替分析に精通してるほか、テクニカルを利用した短期予測にも定評がある。

現在の為替相場の傾向や相場観

米雇用統計をはじめ良好な米経済指標結果を背景に、米ドル/円は一昨日5日(月)に148.89円付近まで上昇し、年初来高値を更新。しかし、149円手前では失速しており、上値の重さを感じつつ、次の材料を待つことになりそうだ。

材料面では本日7日(水)から週末にかけてこれといった米経済指標はないが、FRBボードメンバーの発言は多数予定されており、早期利下げを否定する流れが続くか確認したい。

現在の為替相場の戦略やスタンス

米ドル/円日足チャートを見ると148円台後半が重く、急ピッチで上昇してきただけに、ある程度の調整は仕方のないところ。同水準はこれまで4回ほど跳ね返されており、149円をバックにあと何回かは売れるかもしれない。

とはいえ、強い米経済指標、好調な米企業決算、後退する米利下げと、米ドル/円が沈み続けるイメージもできない。深めの押しがあれば拾ってもいいだろう。

▽米ドル/円 の日足チャート

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(画像=羊飼いのFXブログ)

※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。