この記事は2024年2月6日(火)に「羊飼いのFXブログ」公開された「志摩力男氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


FXトレード戦略
(画像=琢也 栂/stock.adobe.com)

2024年2月6日(火)の午後14時すぎに現役トレーダーの志摩力男さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

志摩力男
慶應義塾大学経済学部卒。1988年~1995年ゴールドマン・サックス、2006〜2008年ドイツ証券など、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任。そのあと、香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立後は世界各地のヘッジファンドや有力トレーダーと交流があり、現役トレーダーとして活躍中。

現在の為替相場の傾向や相場観

先月1月末に向けて米金利が急低下したが、今月2月に入り、先週の強い米雇用統計、昨日5日(げ月)のパウエルFRB議長の60ミニッツに出演した際の発言、サービス業PMI、ISM非製造業景況指数などで金利が急上昇し、それに伴い米ドル/円も上昇している。

しかし米ドル/円に関して言えば、もっと上昇してもいいはずなのに、149円の手前辺りが非常に重くなっている。このことから、もし仮に149円を抜けたとしても150円に向けてはより重くなることが想定される。

現在の為替相場の戦略やスタンス

個人的にはさらに米金利が上昇することは難しいと感じているので、ここからはドルの調整があるのではないだろうか。

背景には日本の金融政策変更が近いという思惑があるのでクロス円では円高が進むのではないかと思っている。

また新NISAへの資金流入をチェックしたところ、いわゆるオルカンへの資金流入は半分以下になっている。理由は不明だが、新NISA関連の円売りが失速しているのであれば、それも円高材料かもしれない。

▽米ドル/円の日足チャート

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(画像=羊飼いのFXブログ)

※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。