『いま、お金について知っておきたい6つの教え』より一部抜粋

(本記事は、本田 健氏の著書『いま、お金について知っておきたい6つの教え』=きずな出版、2023年10月31日刊=の中から一部を抜粋・編集しています)

お金のIQ、お金のEQについて

資産運用の方向性を決める、お金のIQとEQのバランス
(画像=JoPanuwatD/stock.adobe.com)

ここでお金の基本的知識となる「お金のIQ」と「お金のEQ」について、お話ししておきたいと思います。

お金のIQとは、資産運用、税金、ビジネスなど、お金がらみの知識を意味します。

分野としては、稼ぐ、使う、守る、増やすの4つがあります。

「稼ぐ」というのは、単にお金を稼ぐということではありません。自分の才能を使って、人を喜ばせた結果、お金をもらうことです。

「使う」というのは、生き金を使う。そのお金がちゃんと役に立って、将来お金が戻ってくるような使い方です。

「守る」というのは、稼いだり、貯めたりした自分の資産を、減らしたり、なくしたりしないようにすることです。

「増やす」というのは、手持ちのお金を貯金でなく、投資で増やすことを意味します。

お金のIQが低いと、資産を増やすチャンスを逃したり、せっかく手に入れた資産をみすみす失ってしまうようなことになりかねません。

お金のEQとは、お金の感情的な健康度を示します。

分野としては、受けとる、感謝して味わう、信頼する、分かち合う、の4つがあります。「受けとる」というのは、お金がやってきたときに、しっかり受けとることを意味します。

私たちの多くが受けとり下手です。

「感謝して味わう」というのは、入ってきたお金に対して、「ありがとう」という気持ちを持って、お金の楽しさを味わうという意味です。

「信頼する」というのは、お金の流れを信頼するという意味です。

お金の流れを信じられないと、不安を感じたり心配したりすることになります。逆に、ふだんお金に対して不安を感じているとしたら、この信頼ができていないわけです。

「分かち合う」というのは、手持ちのお金を自由に分かち合うことを意味します。

お金を寄附したり、使ったり、人にあげたりするのは、3番目の「信頼する」がないと、なかなかできないかもしれません。

お金のIQ、お金のEQに関しては、これまでいっぱい本を書いてきたので、興味があったら、過去の私の著書を読んでください。

「お金のIQとEQでは、どちらが大切ですか?」と聞かれることがありますが、どちらも大事です。なぜなら、豊かで幸せな人生に必要な両輪だからです。

日々のお金のストレスがまったくなく、お金と楽しくつき合えれば、大金持ちになる必要もありません。お金のことについて詳しくなると同時に、お金と健康的につき合うことができると、あなたの人生は、いまよりも自由で豊かなものになるでしょう。

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<著者プロフィール>
本田 健
作家。神戸生まれ。
経営コンサルタント、投資家を経て、現在は「お金と幸せ」をテーマにした講演会やセミナーを全国で開催。インターネットラジオ「本田健の人生相談」は5000万ダウンロードを記録。

著書は
『20代にとって大切な17のこと』『30代にとって大切な17のこと』(きずな出版)
『ユダヤ人大富豪の教え』『20代にしておきたい17のこと』(大和書房)
『大富豪からの手紙』(ダイヤモンド社)、『きっと、よくなる! 』(サンマーク出版)
『大好きなことをやって生きよう! 』(フォレスト出版)
など200冊以上、累計発行部数は800万部を突破している。

2019年6月にはアメリカの出版社Simon & Schuster 社から、初の英語での書き下ろしの著作『happy money』をアメリカ・イギリス・オーストラリアで同時出版。
その他ヨーロッパ、アジア、中南米など、世界40カ国以上の国で発売されている。

本田健公式サイト
https://www.aiueoffice.com/

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(提供:Wealth Road