この記事は2024年2月13日(火)に「羊飼いのFXブログ」公開された「志摩力男氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。
2024年2月13日(火)の午後14時すぎに現役トレーダーの志摩力男さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。
志摩力男
慶應義塾大学経済学部卒。1988年~1995年ゴールドマン・サックス、2006〜2008年ドイツ証券など、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任。そのあと、香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立後は世界各地のヘッジファンドや有力トレーダーと交流があり、現役トレーダーとして活躍中。
現在の為替相場の傾向や相場観
本日13日(火)は米CPIの発表待ちということになるが、米国の株高を受けて本日13日(火)の日経平均も好調。
一部のプレイヤーは、日経平均と米ドル/円に相関性があると仮定してトレードしているため、米ドル/円はCPIの発表までは比較的堅調に推移するのではないだろうか。
現在の為替相場の戦略やスタンス
昨日12日(月)までの市場期待としては、CPIの低下により米ドル/円も下落するというものだった。
しかし米経済の好調ぶりを見るとここからCPIが順調に下がってくるのかどうか疑念も湧くし、パウエルFRB議長も3月の利下げはなくあったとしても5月か6月と言っている。そのためCPIの数字が仮に低く、米ドル/円が落ちたところは買い場になるだろう。
一方、150円から上は心理的にも厳しいレベルだが、ノックアウトオプションがたくさんあるため状況次第ではポンと上がってしまう可能性があり、注意が必要だろう。
▽米ドル/円の日足チャート
※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。