日々是相場［夕刊］―― 2024年3月5日（火）

（画像＝VectorSpace／PIXTA）

市況概況

米国株の上昇一服や手仕舞い売りもあって冴えない展開

米国株が軟調となったことで本日の日本市場は売り先行となった。それでも寄り付きの売りが一巡となった後は戻りを試す動きになり、戻りの鈍さが嫌気されて売り直され、本日の安値更新となっても買戻しなどから下げ渋った。それでも戻り切らず40,000円を割り込んでの動きとなった。

昼の時間帯はじりじりと買戻しが入り、後場に入ると40,000円台を回復して堅調となる場面もあった。それでも上値が重くなると手仕舞い売りを急ぐ動きもあったが、結局最後は買戻しも入り前日の終値まで戻しての引けとなった。指数に影響の大きな銘柄も買い戻し一巡から売られるものなどもあり、冴えない展開となった。

小型銘柄は方向感に乏しくまちまちという状況だった。グロース250指数やグロース株指数は小幅高だった。先物はまとまった売り買いも少なく方向感に乏しかったがいったん売られ始めると売り急ぐ場面もあった。目先的な過熱感もあり、SQ（特別清算指数）算出前の持高調整や乗り換え商いが中心となっている。

日経平均の40,000円乗せで達成感もあり、上値の重い展開となった。物色の広がりも若干見られるものの相場全体としては調整感が強い状況だ。もう少し好材料でも出てこないことには上値の重さを嫌気するように戻らないから売るというような場面も出てくるのだろう。買戻し一巡となったモノから売られのだと思う。

テクニカル分析

日経平均

値持ちは良いが上値の重い展開でいったん高値を付けた形と考えてもいいのだろう。25日移動平均線や基準線までの調整もありそうだ。

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当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。