日々是相場［夕刊］―― 2024年2月29日（木）

（画像＝VectorSpace／PIXTA）

市況概況

月末・月初の買いで持ち直しも見られたが調整感が強い

米国株が冴えない展開となり、本日の日本市場は寄り付きから大きく売られて始まった。寄り付きの売りが一巡となった後は戻りを試す動きになったのだが、39,000円台を回復すると戻り売りに押され、再度下値を試す動きになった。月末の売りということでの持高調整の売りも出ていたものと思われ大幅安で前場の取引を終えた。

昼の時間帯も冴えない展開が続き後場も寄り付きから安値を試す動きとなった。それでも寄り付きがほぼ安値と言う状況から買戻しも見られ昨日の終値を上回る水準まで戻した。月初の買い期待や今度は持高調整の買戻しも見られたものと思われる。ただ、最後は手仕舞い売りに押されて軟調、小幅安となった。

小型銘柄も手仕舞い売りに押されるものが多く、冴えない展開となった。グロース250指数やグロース株指数は大幅安に近い水準まで下落となった。先物はまとまった売り買いも少なく指数を大きく動かす場面も少なかった。最後は月末の持高調整で右往左往する場面もあった。

下げ渋りはしたものの調整感の強い相場展開となっている。39,000円台は維持したものの39,000円を下回る場面も見られ、まだまだ調整が続くのではないかと思う。月初の買いは期待されるが、上値が重いとなると手仕舞い売りもかさみそうでとりあえずは戻れば売りというような雰囲気も出てくるのだと思う。

テクニカル分析

日経平均

寄り付きからは切り返したが上値も下値も切り下げている形で調整感が強まっており、25日移動平均線や基準線までの調整もあるかもしれない。

▽詳しくは解説動画をご覧ください。

当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。