この記事は2024年4月2日(火)に「羊飼いのFXブログ」公開された「志摩力男氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。
2024年4月2日(火)の午後14時すぎに現役トレーダーの志摩力男さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。
志摩力男
慶應義塾大学経済学部卒。1988年~1995年ゴールドマン・サックス、2006〜2008年ドイツ証券など、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任。そのあと、香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立後は世界各地のヘッジファンドや有力トレーダーと交流があり、現役トレーダーとして活躍中。
現在の為替相場の傾向や相場観
今週はイースター明けで本格的に動いてくると思う。週末5日(金)の雇用統計に注目したい。
また昨日1日(月)に発表された米ISM製造業景況指数の数字が非常に良く、新規受注や価格指数が結構上がってきており、米国はこれではなかなか利下げは出来ない状況だろう。週末の雇用統計の数字もきっと悪くないのだろうと思わせる結果だった。
明日3日(水)にISM非製造業景況指数の結果が発表されるので、こちらにも注目していきたい。
現在の為替相場の戦略やスタンス
欧米の利下げに関してだが、6月には米国より先に欧州が利下げを実施しそうな雰囲気になってきている。よって現在、欧州通貨に対してドル高のため、欧州通貨売りが出てきているようだ。これがトレンドになる可能性もあるのでユーロ/米ドルの動きに注目したい。
また日本の介入に関してはおそらく152~155円のどこかで入ると考えているので、少しトレードしづらい状況となっている。
▽ユーロ/米ドル 日足チャート
※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。