この記事は2024年4月1日(月)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「竹内のりひろ氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。
2024年4月1日(月)の8時時点に現役トレーダーの竹内のりひろさんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。
現在の為替相場の傾向や相場観
先週1週間の主要通貨の対ドルでの騰落は、まちまちの展開で引け、多くの通貨は方向感を失っている。円は上昇最下位(+0.01%)だが、先々週末比ではほとんど動いていない。
米ドル/円は一昨年来高値を更新する151.97円まで上伸したものの、財務省、日銀、金融庁の3者会談が開催され、円買い介入の警戒感から反落した。下値も限られ、週間の値幅は1円に満たない94銭まで縮小。今週の月初週のイベントを前に、強弱感は対立したままだ。
現在の為替相場の戦略やスタンス
本日1日(月)はイースター・マンデーの休日であり、アジアの一部、欧州の大半の市場が休場。為替市場が動き始めるのは、米国時間に入ってからかもしない。
先週、鈴木財務相や神田財務官から、足元の米ドル/円の水準に警戒感が示され、「断固たる」という文言が飛び出し、円買い介入の可能性が高まる。しかし、G20の枠組みのなかで、為替介入が認められるのは危機的状況のみだ。
2022年を振り返っても3回の円買い介入はスパイラル的な円売りが進みそうな局面だった。依然、介入点まで距離があるとみておくが152円に乗せた場合、警戒しておく。それでも、円売り戦略は継続だろう。
今週は米ドル/円で150.00~153.00円、ユーロ/米ドルで1.0700~1.0900ドル、ユーロ/円で162.00~165.00円とみている。
▽米ドル/円の日足チャート
▽ユーロ/米ドルの日足チャート
▽ユーロ/円の日足チャート
※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。