日経平均 | 38,073.98円 ▼128.39円 |
為替 | 1ドル=155.64円 |
売買高(東証プライム、以下同) | 18億1,190万株 |
売買代金 | 4兆5012億04百万円 |
値上り銘柄数 | 1,082銘柄 |
値下り銘柄数 | 519銘柄 |
騰落レシオ(25日) | 101.70% |
市況概況
買い先行で始まるも利上げ懸念もあって冴えない展開
米国株がまちまちとなるなかで大幅安の反動から夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が高かったことで本日の日本市場は買い先行となった。
それでも寄り付きの買いが一巡となると手仕舞い売りに押され、前日比でマイナスとなる場面もあった。いったん下押した後は買戻しも見られ戻り歩調となり、堅調な地合いが続いた。ただ、空売りが積み上がっておらず買われすぎ銘柄の一角は冴えない展開が続いた。
昼の時間帯には買戻しなども見られ、後場は前場の高値を上回っての始まりとなった。それでも寄り付きの買いが一巡となると今度は手仕舞い売りに押されてじり安となり、最後は売りが加速される形となった。
日銀のスタンスが金融緩和の終了を急ぐような雰囲気でもあり、決算発表もそれほど好調な決算ということでもなく、いったん上値が重くなると買われすぎ銘柄を中心に手仕舞い売りに押されるということなのだろう。指数先行で売られるような展開で下支えが期待されるような銘柄も冴えない展開となり、結局ほぼ安値引けとなった。
小型銘柄も冴えないものが多く大きく売られることはないもののグロース250指数やグロース株指数は軟調だった。先物はまとまった売り買いも散発的に見られたが、特に指数を方向づけるような動きもなかった。ただ、買い気に乏しい感じで買戻しで下げ渋るとまとまった売りが出て下押すというような場面も見られた。
円安効果というよりは円安を嫌気するような雰囲気もあり、引き続き冴えない展開となっている。TOPIXなどはしっかりとしているのだが、日経平均に影響の大きな半導体関連銘柄などが買われすぎ感が強く、値動きが悪いとすぐに売られるという状況にある。
空売りが積み上がらないので踏み上げ相場とならず、上がらない、上値が重いということが確認されると買われすぎているだけにあっさりと売られるという状況にある。当面は下値模索が続くということなのだろう。
テクニカル分析
日経平均
75日移動平均線まで回復、雲の中まで回復ということにはならず、「三役逆転」となった形だ。25日移動平均線と75日移動平均線とのデッドクロス、75日移動平均線の下落も時間の問題という雰囲気になっており、早晩75日移動平均線や25日移動平均線を抜けて来ないとさらに下値模索となりそうだ。
▽詳しくは解説動画をご覧ください。
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