日経平均 | 38,202.37円 ▼632.73円 |
為替 | 1ドル=155.17円 |
売買高(東証プライム、以下同) | 18億1,043万株 |
売買代金 | 4兆6972億84百万円 |
値上り銘柄数 | 467銘柄 |
値下り銘柄数 | 1,130銘柄 |
騰落レシオ(25日) | 93.89% |
市況概況
米国株はまちまちだが、芳しくない決算などもあって大幅下落
米国株はまちまちだったが、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が安かったことから売り先行となった。
特に売り急ぐ材料があったということでもないのだが、前日の大幅高の反動や芳しくない決算発表などに反応して手仕舞い売りを急ぐ動きとなり、大幅安となった。寄り付きの売りが一巡となった後も特に買いが入るということでもなく、指数先行でまとまった売りが出たようで指数に影響の大きな銘柄などが売られて大幅安となった。
昼の時間帯も手仕舞い売りに押され、後場はさらに下値を試す動きとなった。寄り付きからいったん戻したが、38,300円を超えると売られるという状況で上値が重く、円安に振れたことでスタグフレーション懸念も強まり、一時売り急ぐような場面も見られた。
日銀の金融政策に対しても悲観的な見方もあり、下値を試す動きとなった。引けを意識する時間帯から買戻しなども見られて下げ幅縮小となる場面もあったが、戻り切らないとなると見切り売りなどもあって結局は安値圏での引けとなった。
小型銘柄は幕間つなぎ的に買われるものも見られた。ただ総じて買い気には乏しく、結局はグロース250指数は小幅高、グロース株指数は小幅安となった。先物はまとまった売りが散発的に見られて指数を下押す場面もあったが、買戻しは限られ、指数を押し上げる場面はほとんどなかった。方向感に乏しいながらも隙あらば売るというような雰囲気だった。
芳しくない決算も見られ円安効果もどこまでか、というような雰囲気になっている。利上げ懸念も含めて円安を嫌気するような雰囲気もあり、今後の決算に懐疑的な見方も出ているのだろう。特に売り急ぐような材料があるということでもないのだが、買い材料はそれ以上に少ないということなのだろう。当面は上値の重さを確認しながら下値模索となるのだろう。
テクニカル分析
日経平均
25日移動平均線や基準線に上値を押さえられ今度は75日移動平均線を割り込んで来た。雲の下限(先行スパン2)を下回るかどうかが注目されるが、下回ると大きな下落となるのだろう。
▽詳しくは解説動画をご覧ください。
当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。