この記事は2024年6月24日(月)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「竹内のりひろ氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。
2024年6月24日(月)の8時時点に現役トレーダーの竹内のりひろさんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。
現在の為替相場の傾向や相場観
先週1週間の主要通貨の対ドルでの騰落は、下落通貨の最上位は円(-1.54%)だった。
米国の財務省が半期に1度の為替報告書を議会に提出したが、このなかで、日本は再び要監視国リスト入りとなった。短期的に為替介入が難しくなったのではないかとの思惑もあり、週末にかけて円売りが再度進んだ。
先週の米ドル/円の高値は159.82円。GW中の高値160.24円がすぐそこに迫る。上昇通貨の最上位は豪ドル(+0.36%)で、豪州では追加利上げの可能性が残されたことが大きい。豪ドル/円は2007年11月以来の高値まで上伸している。
現在の為替相場の戦略やスタンス
今週は月末週でもあり、特殊な資金フローの発生には要注意だが、基本的に上述の流れを重視して、米ドル/円やクロス円は押し目買いと考えている。
今週は米国ではFRBが最重要視する物価指標である5月のコアPCEデフレーターが28日(金)に発表される。
今月発表済みのCPI(消費者物価指数)、PPI(生産者物価指数)の下振れもあり、こちらは一段の減速予想。市場予想を下回る結果が飛び出すと、早期利下げ開始を織り込み、ドル売りイベントとなる可能性があり注意しておきたい。
今週は米ドル/円で158.00~162.00円、ユーロ/米ドルで1.0550~1.0750ドル、ユーロ/円で168.00~172.50円とみている。
▽米ドル/円の日足チャート
▽ユーロ/米ドルの日足チャート
▽ユーロ/円の日足チャート
※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。