日経平均 | 39,583.08円 △241.54円 |
為替 | 1ドル=160.94円 |
売買高(東証プライム、以下同) | 18億5,949万株 |
売買代金 | 4兆2833億94百万円 |
値上り銘柄数 | 660銘柄 |
値下り銘柄数 | 925銘柄 |
騰落レシオ(25日) | 115.70% |
市況概況
月末の持高調整でいったん買われるも行って来い
米国株が堅調で夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が高かったことから本日の日本市場は買い先行となった。
寄り付きの買いが一巡となったあとも月末の持高調整の買いなども見られ、一時大幅高となる場面もあった。ただ、朝方発表された都区部CPI(消費者物価指数)が高止まりとなっていることなどもあり、買戻し一巡となったものから上値の重い展開となった。
昼の時間帯には先物が手仕舞い売りに押され、後場は前場の終値を下回っての始まりとなった。それでも戻りかける場面も見られたが戻りの鈍さが確認されると手仕舞い売りを急ぐ動きもあり、39,600円を下回るとじりじりと値を下げて39,500円を割り込む展開となった。
その後も戻りが鈍かったが、引けを意識する時間帯には買戻しやヘッジの買いも見られ、何とか39,500円台を維持して堅調な引けとなった。
小型銘柄も手仕舞い売りに押されるものが多く、朝方から冴えない展開となった。グロース250指数やグロース株指数は大幅安だった。先物はまとまった売りが散発的に見られて指数を下押す場面も見られた。戻りが鈍いから売り直されるという展開が続き最後まで売りが続いた感じだった。
日経平均は改めて上値の重さが確認された形となった。まだ39,200円~300円水準で下げ渋りも期待されるし、保ち合いの水準が変わったということもありそうだ。それでも当面上値を買い上がるということでもなく、日銀の利上げなどが取りざたされても39,000円台を維持できるのかどうかが注目される。
テクニカル分析
日経平均
上髭の長い足で当面の高値を付けたということなのだろう。水曜日の高値と「毛抜き天井」を形成したという判断でも良いのではないかと思う。それでも下値は75日移動平均線や雲の上限でサポートされると思う。
▽詳しくは解説動画をご覧ください。
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