最新テクノロジー満載のバイクがこの価格!? BMWのロードスター F900R
(画像=「Moto megane」より引用)
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(画像=「Moto megane」より引用)

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2023年に創立100周年を迎えたドイツの老舗ブランドBMWモトラッド。そのブランドイメージを牽引するのは、1923年のR 23から続く、水平対向エンジン「ボクサーエンジン」でしょう。しかし、昨今のBMWモトラッドは、伝統的なボクサーエンジン以外にも数多くのエンジンバリエーションを持つブランドであり、近年は電動コミューターの世界でもリーダーシップを発揮しています。

現在BMWモトラッドのエンジンバリエーションは、大別するとボクサーエンジンで4種類(R 1300系、R 1250系、R 18系、R 12系)、そしてS 1000 RR/M1000 RRなどの並列4気筒エンジン、Kシリーズの並列6気筒エンジン、G 310系の単気筒エンジン、C400系の単気筒エンジン、そして今回紹介するFシリーズの並列2気筒エンジンです。これだけでもかなりのバリエーションですが、このエンジンも各モデルで出力特性や仕様を変更しているので、細分化するとかなりのエンジン種類です。四輪を含めて古くから「エンジン屋」として知られるのも納得できるのもではないでしょうか。

最新テクノロジー満載のバイクがこの価格!? BMWのロードスター F900R
(画像=「Moto megane」より引用)

数あるエンジンバリエーションの中でも、特に幅広いライダー層に受け入れられているのがFシリーズに搭載する894ccの並列2気筒エンジンで、現在はF 900 R、F 900 XR、F 900 GS、F 800 GSの4機種が採用しています。並列2気筒という利点を最大限にいかしたスリムでコンパクトなエンジンは、ブリッジ構造で軽さと強度を両立したスチール製フレームに搭載することで、900ccモデルとは思えないほどコンパクトな車体を実現しています。

特にロードスターモデルのF 900 Rは、オンロードでのスポーツ性に特化したとあって外装パーツは極力小型化されており、Fシリーズの中でも最もアグレッシブなロードスポーツモデルとして認知されています。しかもBMWモトラッドの最新モデルにふさわしく、その装備はとても充実。その充実ぶりは、同クラスでも最高レベル! ここからはF 900 Rの特徴となる装備について詳しく紹介していきます。

ABSとも連動する優秀なエンジンモード切り替え

F 900 Rのエンジンは排気量894ccの並列2気筒エンジンです。2つのシリンダーが並列(パラレル)に隣り合う、パラレルツインとも呼ばれるレイアウトを採用していることもあって、エンジンの幅はとてもスリム。エンジン自体も小型化を念頭に設計されているので、900cc近い排気量とは思えないほどコンパクトです。

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(画像=「Moto megane」より引用)

もちろん気になるのはその走り、ですよね。このエンジンの最高出力は77kW(105ps)で、最大トルクは92Nmです。リッターオーバーのモデルに比べればその数字に驚くことはありませんが、実際に走らせてみるとこれが超軽快! 105psを発生するのは8,500rpmで、9,250rpmからがレッドゾーンに設定されていますが、特に4,000rpmを超えてからレッドソーンまでは一気に吹け上がる印象です。従来モデルでは低速のトルクにやや不足を感じるシーンもありましたが、現行F 900 Rは低速から充分なトルクを発生しているので、例えば渋滞路で1速をキープしたままトロトロ進むような状況やUターン時でも、不意にエンストするようなこともありません。そのキャラクターを簡単に言うと

「ものすごく扱いやすいけど、その気になればむちゃくちゃ速い」

という感じでしょうか。

最新テクノロジー満載のバイクがこの価格!? BMWのロードスター F900R
(画像=「Moto megane」より引用)

もしかすると、扱いやすさと速さって両立するの?と疑問に思う方もいるかもしれませんが、実はF 900 Rにはエンジンのキャラクターを変化させるモード切り替えが装備されています。それが「ライディングモードPro」というBMWモトラッド独自のエンジン制御システムです。このライディングモードでは、レイン/ロード/ダイナミック/ダイナミックProの4つのモードを備えています。このモードはハンドルバー右側のMODEスイッチを押すたびに切り替わっていきます。

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(画像=「Moto megane」より引用)

<レインモード>

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レインモードはその名の通り雨の日や、濡れた路面、滑りやすい路面のためのエンジンモードです。このレインモードでは、スロットルレスポンスが穏やかになるだけでなく、BMWモトラッドABS Proと呼ばれるブレーキスシテムでも濡れた路面に最適なABS特性に切り替わります。さらに後輪のスリップを検知するダイナミック・トラクション・コントロール(DTC)も同時に濡れた路面に対して最適な制御に。つまり、ライディングモードを選択するだけでスロットルレスポンスからブレーキ特性、トラコン特性まで統合的に制御を行うのです。これは現在のBMW最新モデルの多くが装備する最先端のマネジメントシステムです。

レインモードについておすすめの使いをもうひとつ。例えばロングツーリングに出かけて少し疲れが溜まっているような状況では、通常のスロットルレスポンスを過敏に感じてしまうこともあったりします。そんな時にレインモードを使うとより、マシンは穏やかなスロットルレスポンスとなり、リラックスして走ることができます。これも気分に合わせたモードを選べる利点です。

<ロードモード>

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(画像=「Moto megane」より引用)

ロードモードは通常のライディングモードで乾いた路面を走行する時に選ぶモードです。街乗りをしたり、タンデムをしたり、下道をのんびりとクルーズする際にはピッタリ。すべてのライディングモードで前述のようにABSやトラコンの特性も最適化されるので、ライダーはMODEボタンを押すだけで良いのです。

<ダイナミックモード>

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(画像=「Moto megane」より引用)

もっとアグレッシブな走行を楽しみたい人のためのスポーツモードがこのダイナミックモードです。ロードモードと比較すると、スロットルレスポンスは格段とシャープになり、エンジンのポテンシャルをさらにダイレクトに引き出すことができます。例えば、高速道路やワインディングでの加速を楽しみたい、そんな気分の時に最高! ただし、スピードの出し過ぎにはくれぐれも注意してくださいね。

<ダイナミックPro>

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(画像=「Moto megane」より引用)

これはダイナミックモードをベースに自分好みの走行モードを作成するコンフィグモードです。このモードでは、スロットルレスポンスをはじめ、トラコン(DTC)やABSの特性をライダーの好みで変更できます。例えば、エキスパートライダーがサーキットやクローズドコースでスポーツ走行やファンライドを楽しむ場合、DTCやABSが邪魔になる場合もあります。

通常、DTCがフルに介入していると車体のウイリーやパワースライドは大幅に抑制されますが、このモードでは介入度合いを変更することができるので、ウィリーやパワースライドをしやすくすることも可能です。同様にABSも介入の度合いを変更することで、例えばサーキット走行でリアタイヤをブレーキで流す際にはこうしたモードでABSの調整を行うのです。つまりダイナミックProはクローズドエリアやサーキットで使用するモード。F 900 Rでサーキット走行を楽しみたい人に最適なモードです。このように、F 900 Rは扱いやすい特性から本格的なスポーツモードまで、あらゆるライダーが楽しめる様々な顔を持っているのです。