日経平均 | 39,594.39円 ▼4.61円 |
為替 | 1ドル=156.29円 |
売買高(東証プライム、以下同) | 15億4,920万株 |
売買代金 | 3兆4885億25百万円 |
値上り銘柄数 | 1,127銘柄 |
値下り銘柄数 | 472銘柄 |
騰落レシオ(25日) | 117.53% |
市況概況
米国株高を受けて買い先行となるも上値の重い冴えない展開
米国株が堅調、ナスダック指数が半導体関連銘柄などを中心に買われ大幅高となったことで夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が高く、本日の日本市場も半導体関連銘柄などを中心に買い先行となった。
指数に影響の大きな半導体株などは買い気配から始まるものも見られ大きく上昇して始まった。ただ、寄り付きからの買いが一巡となった後は上値の重さを嫌気して、買われすぎ銘柄などに安くなるものも見られ、全体的に上値の重い展開となった。
昼の時間帯も先物が売り物がちで後場も冴えない始まりとなった。何とか39,500円台になると買戻しが入るという状況ではあったのだが、値持ちの良い銘柄も上値は重く、指数は小動きとなった。
海運株が業績上方修正で買われ、銀行株や商社株も割安ということで買われて指数を押し上げる要因となった。結局最後は半導体株などは値持ちがよかったが、買われすぎ銘柄売られ、日経平均はほぼ横這いで39,500円台での引けとなった。
小型銘柄も手仕舞い売りに押されるものが多く、総じて軟調だった。グロース250指数やグロース株指数は大幅安だった。
買い一巡から売り直されるものが多かった。先物もまとまった売り買いは散発的に見られるものの、指数を押し上げるような買いも見られず、下がれば買いは入るのだが、上値は重く、上値が重いと見切り売りに押されるという状況で指数を方向づけるような動きはみられなかった。
割高銘柄を売り、割安銘柄を買うという相場全体の流れは変わらないようだ。米国市場では再度買われすぎ銘柄が買われているがその流れを日本市場では反映していない。
来週の日銀金融政策決定会合を控えて利上げ懸念が根強いことも買われすぎ銘柄の手仕舞い売りにつながっており、まだしばらくは割安銘柄や出遅れ銘柄を買い、割高銘柄や上がり過ぎた銘柄を売るという流れは変わらないのだと思う。
テクニカル分析
日経平均
25日移動平均線や基準線、そして40,000円という水準を意識して上値が重いという雰囲気だ。上値の重さを確認しながら下値模索が続くということなのだろう。
▽詳しくは解説動画をご覧ください。
当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。