日々是相場
(画像=VectorSpace/PIXTA)
日経平均 37,869.51円 ▼1,285.34円
為替 1ドル=152.72円
売買高(東証プライム、以下同) 22億7,302万株
売買代金 5兆1999億18百万円
値上り銘柄数 277銘柄
値下り銘柄数 1,327銘柄
騰落レシオ(25日) 104.90%

市況概況

利上げを織り込むように大幅下落

米国株が大きく売られ、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物も大きな下げとなったことを受けて、本日の日本市場は売り先行となった。

寄り付きの売りが一巡となった後も指数に影響の大きな銘柄などを中心に見切り売りが嵩んで下値を試す展開となった。日経平均は38,000円の大台を割り込む場面も見られた。日銀の金融政策決定会合での利上げがリークされたようで、利上げを織り込むように買われすぎ銘柄が売られた。

昼の時間帯も売りものがちで、先物は38,000円を下回っての推移となり、後場は38,000円を下回っての始まりとなった。

その後も38,000円を挟んで指数は小動きとなったものの買戻しを急ぐ動きは見られず、かと言って38,000円を割り込んで売り急ぐということでもなかった。案外値上がり銘柄も多く、市場全体の出来高もできているので、セリングクライマックスで「天神底」となったのではないかとも思うが、最後まで売りも止まらず、38,000円を割り込んで安値圏での引けとなった。

小型銘柄も手仕舞い売りに押されるものが多かったが、主力銘柄ほどの下落は見られず、グロース250指数やグロース株指数は軟調ではあるものの下げ渋る場面もあった。先物はまとまった売り買いに右往左往させられるような場面もあったが、買戻しエネルギーはあまり強くなく、戻れば売りたいという感じで指数の上値を押さえる要因となっていた。

割高銘柄の修正安もそろそろ一服となるのだろうし、利上げを織り込んで底堅さも見られるのだろう。好決算銘柄で特に割高感があるという銘柄でなければ素直に上昇しており、買われすぎ銘柄の戻りは鈍いが好業績出遅れ銘柄や割安銘柄への買いは続くのだと思う。指数に影響が大きな銘柄はまだまだ冴えない展開となるのだろう。

テクニカル分析

  日経平均

75日移動平均線も割り込み、一気に雲を割り込んで5月6月の安値水準まで下落となった。これで下げ止まりとなるのだろうが、75日移動平均線に上値を押さえられての下値模索ということになりそうだ。

▽詳しくは解説動画をご覧ください。

当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。