日々是相場
(画像=VectorSpace/PIXTA)
日経平均 39,101.82円 △575.87円
為替 1ドル=152.89円
売買高(東証プライム、以下同) 23億2,625万株
売買代金 5兆5335億14百万円
値上り銘柄数 1,450銘柄
値下り銘柄数 178銘柄
騰落レシオ(25日) 111.04%

市況概況

円高を嫌気して売り先行となるも、利上げも織り込み済みで堅調

米国株はまちまちだったが、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が大きく売られたことから、本日の日本市場も売り先行となった。

寄り付きの売りが一巡となった後は節目とみられる38,000円を割り込んだところからは買戻しや買い直しが見られ下げ渋りとなった。38,200円水準では上値を押さえられる場面も見られたが、特に売り急ぐ動きもなく、値持ちの良さから買戻しも入り下げ幅縮小して前場の取引を終えた。

昼の時間帯には日銀の金融政策決定会合の結果発表への思惑から右往左往する展開となったが、織り込み済みとばかりに先物は買い物勝ちで、後場も下げ幅を縮小して始まった。その後、利上げと債券買い入れ減額が発表されると材料出尽くしとばかりに買い急ぐ動きとなり、堅調な展開となった。

銀行株などを中心に買いが入り上値を試す動きとなったが、さすがに節目の一つと見られる38,700円台まで買われると手仕舞い売り、戻り売りに押されたが、それでも値持ちの良さから買戻しを急ぐ動きとなり、一気に75日移動平均線や39,000円を抜けて大幅高となった。

小型銘柄は利上げの影響などを嫌気する動きも見られて手仕舞い売りに押されるものが多く、総じて冴えない展開だった。先物はまとまった売り買いが散発的に見られ指数を動かす場面も多かった。先物のまとまった売り買いが見られると追随しての売り買いが見られ、指数を右往左往させる展開となった。

利上げ懸念から売り先行となったが、織り込み済みということで実際に利上げが発表されると買い戻しを急ぐ展開となった。

為替も織り込み済みということで円高に振れることもなく、足元の決算発表が本格化しているなかで慎重な為替見通しから上方修正をしていない銘柄も多く、上方修正含みの銘柄に関しても上値余地があると見ても良いだろう。買われすぎ銘柄以外のところ、特に出遅れ感が強い銘柄などが注目される。

テクニカル分析

  日経平均

雲の下限を割り込んで下値を試し、今度は雲の上限を抜けて上値を試す動きとなっている。75日移動平均線も抜けて来たし、遅行スパンもローソク足に合わせて上昇しているが、いったんは上値の重い展開となると思う。

▽詳しくは解説動画をご覧ください。

当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。