日々是相場
(画像=VectorSpace/PIXTA)
日経平均 34,831.15円 ▼258.47円
為替 1ドル=145.96円
売買高(東証プライム、以下同) 25億9,566万株
売買代金 5兆3509億20百万円
値上り銘柄数 589銘柄
値下り銘柄数 1,027銘柄
騰落レシオ(25日) 87.66%

市況概況

まだまだ波乱含みで冴えない展開、35,000円を維持できず

米国株が大幅安、特に半導体関連銘柄などが売られ夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が大きく下落していたこともあり、本日の日本市場は売り先行となった。

寄り付きから売り気配を切り下げて始まるものなども見られた。寄り付きの売りが一巡となった後は戻りを試す動きも見られたが、すぐに売り直されて34,000円を意識するところまで売られた。それでも34,000円を割り込むことがなく、買い戻しや値ごろ感からの買いが見られ、じりじりと値を戻し、昨日の終値を上回り35,000円台で前場の取引を終えた。

昼の時間帯は先物が右往左往する場面もあったが、後場は前場の高値を上回って始まった。それでも、後場の寄り付きの買いが一巡となると手仕舞い売りも嵩み、35,000円を下回る場面も多くなった。

35,000円を下回って売り急ぐこともないのだが、買いも入らないという状況で35,000円を意識した動きだった。最後は手仕舞い売りに押されたが、最後の最後は明日のオプションSQ(特別清算指数)算出への思惑などもあり、下げ渋り感はあるものの35,000円を下回って引けた。

小型銘柄は値動きの軽さや好決算銘柄に反応して買われるものもあり、総じて堅調だった。グロース250指数やグロース株指数は大幅高だった。先物はまとまった売り買いも散発的に見られ、指数を動かす場面もあったが、方向づけるような断続的な買いは見られず、方向感に乏しい展開だった。

だいぶ落ち着いた相場となってきた。好決算銘柄などに反応して買われるものも見られ、ここからは好決算銘柄、割安銘柄などを中心に底堅さが見られると思う。底堅さを確認しては戻りを試し、戻りを試しては上値の重さを嫌気するというような保ち合いとなるだろう。

まだ少し先を見ても為替に反応して右往左往しながら、二番底をつけるような場面もあると思うが、まずは落ち着いた動きで上がれば売られ、下がれば買われることになると思う。

テクニカル分析

  日経平均

下値模索という状況で調整となっている。まだまだ方向感が出るということでもなく下値模索継続なのだと思う。

▽詳しくは解説動画をご覧ください。

当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。