人気通貨ペア 本日の予想レンジ
ドル/円の見通し:方向感を見出しにくい展開となりそう
19日のドル/円は146円台半ばへと続落。「米労働省が21日に公表する年次改定で、過去の雇用統計を下方修正する」との見方が広がりドル売りに繋がった。また、本邦流通王手のセブン&アイ・ホールディングスに対するM&Aに絡んだ思惑的な円買いもあり、一時7日以来となる145.18円前後まで下落した。本日も米連邦準備制度理事会(FRB)パウエル議長のジャクソンホール会議での講演を23日に控えて思惑的な動きが出やすいと見ている。先週末にはタカ派と見られていた複数の米地区連銀総裁が一部条件はあるものの9月の利下げを支持する姿勢を示した。FRBの利下げ期待が続けば、ドルは軟調に推移すると見られるが、昨日のように米長期金利の低下を好感して米株価指数が上昇するようなら円も弱含みで推移するだろう。結果的にドル/円相場は方向感を見出しにくい展開となりそうだ。
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1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、WEB・新聞・雑誌・テレビ等にコメントを発信。
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