この記事は2024年8月20日(火)に「羊飼いのFXブログ」公開された「志摩力男氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


FXトレード戦略
(画像=metamorworks/stock.adobe.com)

2024年8月20日(火)の午後14時すぎに現役トレーダーの志摩力男さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

志摩力男
慶應義塾大学経済学部卒。1988年~1995年ゴールドマン・サックス、2006〜2008年ドイツ証券など、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任。そのあと、香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立後は世界各地のヘッジファンドや有力トレーダーと交流があり、現役トレーダーとして活躍中。

現在の為替相場の傾向や相場観

今週の焦点は、週末のジャクソンホール会議でパウエルFRB議長が何を話すかだ。

今週は他に重要なイベントがないので静かな週になるかと思っていたが、週初からドル円相場は荒れている。

理由は様々あると思うが、大きく動いた後なので、マーケットをサポートする人があまりおらず、動きやすくなっているのだろう。変動の激しい局面が続くので、リスク管理をしっかりしておきたい。

ただ、動きもあるので一方向に決めるのではなく、自分の確信のあるときに参加する程度で良いのではないだろうか。

現在の為替相場の戦略やスタンス

全体としては、一旦の急激な円高により、米ドル/円やクロス円はかなり売られすぎとなっている。よって、瞬間どんなに円高に行ってもあまり続かず、緩やかに戻す展開を想定している。

時間がたつとジワジワと円安が意外と進んでいるという感じになるのではないだろうか。どの程度まで戻るとはハッキリは言い難いが、現在は売られすぎを解消する局面と見ている。

▽米ドル/円 日足チャート

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(画像=羊飼いのFXブログ)

※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。