日々是相場
(画像=VectorSpace/PIXTA)
日経平均 36,159.16円 ▼56.59円
為替 1ドル=143.16円
売買高(東証プライム、以下同) 18億3,986万株
売買代金 3兆7829億58百万円
値上り銘柄数 802銘柄
値下り銘柄数 788銘柄
騰落レシオ(25日) 131.32%

市況概況

買い先行も手掛かり難で冴えない展開

米国株が大幅高となり、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が高かったことから、本日の日本市場は買い先行となった。

ただ、特に買い上がる材料がないなかで米国株が上昇となったことなどもあり、寄り付きの買いが一巡となった後は手仕舞い売りに押されて冴えない展開となった。それでも底堅さが確認されると買い戻しなども見られて一時36,500円を超える場面もあったのだが、買い気に乏しく冴えない展開となった。

昼の時間帯も特に動きはなく、後場に入ってからも値持ちの良さからいったん買われたものの、買いが続かず、買い手が途切れるとすぐに売られるという状況で冴えない展開が続いた。それでも売り急ぐ動きもなく結局は方向感なく指数は小動きだった。個別にみると目先の需給に振らされているだけということで、特に指数先行での売り買いもなかったが最後は手仕舞い売りに押されて後場の安値引けとなった。

小型銘柄も値動きの軽いものなどが買われて堅調な地合いだった。グロース250指数やグロース株指数は大幅高となった。先物はまとまった売り買いも散発的に見られて指数を動かす場面もあったが、断続的な動きはなく、指数を方向付けるようなこともなかった。基本的には上がれば売り、下がれば買いという雰囲気だった。

米国の景気鈍化懸念も一服となっているが、バブルが弾けたような状況には変わりなく、日本市場でも特に買い上がる材料が見当たらない。売りは一巡となった感があり、売り急ぐようなこともないのだが、買われないから売られるというような場面もあった。それでも値ごろ感から買える銘柄も出ており、戻り売りに押されながらも値持ちの良い展開なのかもしれない。

テクニカル分析

日経平均

遅行スパンはローソク足を上回ってきたが、急落、急反発となったところであり、方向感は見られない。日々線も雲の中での動きとなりそうで、ここで雲を上に放れるか下に放れるかということで、雲の中での動きを前提に放れた方に大きく動くという判断で良いと思う。

▽詳しくは解説動画をご覧ください。

当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。