日々是相場
(画像=VectorSpace/PIXTA)
日経平均 36,215.75円 ▼175.72円
為替 1ドル=142.94円
売買高(東証プライム、以下同) 19億3,819万株
売買代金 4兆0626億07百万円
値上り銘柄数 536銘柄
値下り銘柄数 1,075銘柄
騰落レシオ(25日) 120.95%

市況概況

売り先行も下げ渋り

週末の米国株が大きく売られ、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が暴落していたことから、週明けの日本市場は売り先行となった。寄り付きから売り気配で始まる銘柄も多く、大きく下落して下値を試す動きとなった。一時35,000円を意識する水準まで売られたが、さすがに値ごろ感からの買いや円高一服となったことで買戻しなども見られ指数は大幅下落ながらも下げ渋り感が出て前場の取引を終えた。

昼の時間帯も先物の買い戻しなども見られ、後場は下げ渋り感が強い始まりとなった。寄り付きの売り買いが一巡となった後も特に売り急ぐこともなく、35,800円台回復となったことで、買戻しを急ぐ動きも見られ、一気に36,000円を超える水準まで戻す展開となった。その後も値持ちの良い展開が続き、引け間際に売り直される場面もあったが、最後は買戻しを急ぐ動きも見られ、軟調ながらも高値圏での引けとなった。

小型銘柄も値ごろ感からの買いが見られて下げ渋り、値動きの良い銘柄から買い直されて堅調となるものが多かった。グロース250指数やグロース株指数は堅調だった。先物はまとまった売りが一巡となった後はまとまった買いが散発的に見られ、底堅さが見られ値持ちが良いと買い戻しも入るという状況で指数を押し上げる場面も多かった。

米国景気鈍化懸念が強まって円高が進み嫌気する動きで円安メリット銘柄や半導体関連銘柄などを中心に売られたが、売られすぎ感が強い銘柄なども多く下げ渋りとなった。特に買い上がる材料があるということでもないのだが、円高が止まれば買い戻しも入るという状況なのだろう。まだまだ波乱もあるのだろうし、下値模索が続くのだろうが、底堅さは見られるのではないかと思う。割安銘柄などの底堅さ、買い直しが期待される。

テクニカル分析

日経平均

遅行スパンが8月安値の日柄に応答してきており、底入れとなった可能性もある。二番底かどうかはまだ確認できないが下値模索継続でも基準線が上昇に転じるところでもあり、底堅さは見られると思う。

▽詳しくは解説動画をご覧ください。

当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。