この記事は2024年9月11日(水)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「井口喜雄氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。
2024年9月11日(水)の午後13時すぎにトレイダーズ証券の井口喜雄さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。
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現在の為替相場の傾向や相場観
本日11日(水)、日本時間の午前中に米大統領選候補者によるテレビ討論会があり、トランプ氏とハリス氏の直接対決が行われた。政策論争というより、罵りあいとなったが、個人的には両候補に決定打はなかったように思えた。今回の討論会を米国人がどう捉えたかは今後の支持率推移を見ていきたい。
一方、日本では同時刻に中川日銀審議委員から「経済、物価見通しが実現していくとすれば、金融緩和の度合いを調整していく」との発言があり、円高で反応。特別目新しい内容ではないものの、米ドル/円は141.50円付近まで下落している。
また、本日11日(水)日本時間夜には米CPIがあり、結果次第では来週のFOMCで50bpの大幅利下の可能性も残されており、注目度は高いだろう。
現在の為替相場の戦略やスタンス
本日11日(水)の米CPI次第ではあるが、米ドル/円は日米金融政策の方向性や、リスクオフ地合いではダウンサイドにバイアスがかかる。 チャートを見ても新安値を切っていく展開では瞬間的に走りそうだ。
ただ、来週にFOMCや日銀を控えているのであまり突っ込みすぎると捕まるのでトレードは細かく刻んでいきたい。
▽米ドル/円 の日足チャート
※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。