この記事は2024年9月18日(水)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「井口喜雄氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


FXトレード戦略
(画像=MuhammadSyafiq/stock.adobe.com)

2024年9月18日(水)の午後13時すぎにトレイダーズ証券の井口喜雄さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

井口喜雄
トレイダーズ証券市場部ディーリング課。認定テクニカルアナリスト。1998年より金融機関に従事し、ディーリング業務に携わる。2009年からみんなのFXに在籍し、ドル円や欧州主要通貨を主戦場にディーリング業務を行う。ファンダメンタルズからみた為替分析に精通してるほか、テクニカルを利用した短期予測にも定評がある。

現在の為替相場の傾向や相場観

明日19日(木)日本時間未明のFOMCと20日(金)日銀政策金利決定会合待ちのマーケットだ。FOMCは利下げ幅やドットチャートを確認し、日銀では政策変更はないものの、タカ派路線を継続できるかが焦点だろう。

現在の為替相場の戦略やスタンス

今回のFOMCは不透明要素が多い。WSJ紙のFedウォッチャー、ニック・ティミラオス記者からは「金利を25bp引き下げるか、50bp引き下げるか難しい判断に直面している」と投稿しており、FRB内で意見が割れていることが伺える。

FOMCを控える中、ここまで織り込みが進んでいないことは珍しく、どう転んでも荒れるのは必至だ。 初動でのトレードが難しい場合は、第2派でも十分間に合うボラティリティがあるだろう。

また、ドットチャートに関してはマーケットが年末までに125bpの利下げまで織り込んでいるが、こちらは流石に織り込みすぎに思える。マーケットが期待しているほどハトでない場合は巻き戻しの動きも大きいだろう。

▽米ドル/円 の日足チャート

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(画像=羊飼いのFXブログ)

※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。