この記事は2024年10月2日(水)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「井口喜雄氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


FXトレード戦略
(画像=cassis/stock.adobe.com)

2024年10月2日(水)の午後13時すぎにトレイダーズ証券の井口喜雄さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

井口喜雄
トレイダーズ証券市場部ディーリング課。認定テクニカルアナリスト。1998年より金融機関に従事し、ディーリング業務に携わる。2009年からみんなのFXに在籍し、ドル円や欧州主要通貨を主戦場にディーリング業務を行う。ファンダメンタルズからみた為替分析に精通してるほか、テクニカルを利用した短期予測にも定評がある。

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現在の為替相場の傾向や相場観

「石破ショック」は一服。金融政策も「緩和姿勢維持」と軌道修正している。 今月27日に衆議院議員選挙も控えて当面は株や米ドル/円が下がるようなことは言わないだろう。

また、パウエルFRB議長からも利下げについては「時間をかけて進めるものだ。急ぐ必要はない」との発言が聞こえており、米ドル/円は底堅い展開となっている。

中東地政学のヘッドラインは気にしつつ、今週金曜日の米雇用統計を待ちたい。

現在の為替相場の戦略やスタンス

米ドル/円は140円から145円の大きめのレンジが続いているが、ボラティリティは高く、短期ではチャンスの多い相場なので細かく売買していきたい。

また、今回の米雇用統計はFRBボードメンバーから労働市場が弱ければ「50bpの大幅利下げ」との声が聞こえているだけに注目度が高い。ただでさえ予想が難しい米雇用統計だが、発表直後はアルゴリズムの売り買いが交錯して最近では謎の値動きをすることも多い。

初動のスピード勝負は避け、落ち着いた後にトレンドができるようであれば素直について行きたい。

▽米ドル/円 の日足チャート

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(画像=羊飼いのFXブログ)

※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。