この記事は2024年10月7日(月)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「竹内のりひろ氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。
2024年10月7日(月)の8時時点に現役トレーダーの竹内のりひろさんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。
現在の為替相場の傾向や相場観
先週1週間の主要通貨の対ドルでの騰落は、全ての通貨が下落とドルが全面高の展開で引けている。
米国の経済指標の発表が相次いだが、多くの指標が堅調。力強さを示す結果となり、この先に織り込んだ利下げを巻き戻し、ドルが買われている。石破首相から、市場重視の発言が飛び出し、米ドル/円の上昇を後押しする。
米ドル/円の週間の値幅は7円35銭まで急拡大、円は全ての通貨にパフォーマンスで劣り、円は主要通貨に対し全面安となっている。
現在の為替相場の戦略やスタンス
今週の週明けは、先週の米雇用統計後のドル買いの継続性を占う展開となりそうだ。今週の最大の焦点は10日(木)発表の米9月のCPI(消費者物価指数)の結果だろう。引き続き、ガソリン価格は下落を続けており、CPIは鈍化傾向を示している。結果を見極めてから動きたい。
月末の衆院選へ向け、株価は高値圏で推移する可能性が高い。石破首相が市場対話に転じたことで、急速な円高方向への転換も考えにくい。米ドル/円の目先のレジスタンスとして8月15日の高値149円40銭や節目の150円があるが、射程圏内と考えている。米ドル/円の深押しは買いだろう。
今週は米ドル/円で147.00~152.00円、ユーロ/米ドルで1.0800~1.1100ドル、ユーロ/円で161.00~166.00円とみている。
▽米ドル/円の日足チャート
▽ユーロ/米ドルの日足チャート
▽ユーロ/円の日足チャート
※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。