日々是相場
(画像=VectorSpace/PIXTA)
日経平均 39,605.80円 △224.91円
為替 1ドル=148.73円
売買高(東証プライム、以下同) 17億1,498万株
売買代金 3兆7755億31百万円
値上り銘柄数 504銘柄
値下り銘柄数 1,086銘柄
騰落レシオ(25日) 106.15%

市況概況

ファーストリテイリングとアドバンテストだけで日経平均は上昇

米国株は方向感がなく、為替も落ち着いており、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が若干高かったのだが、特に材料視されず、オプションSQ(特別清算指数)算出に絡んで買いが先行となった。寄り付きの買いが一巡となった後は手仕舞い売りに押されるものが多く総じて軟調だったが、ファーストリテイリングとアドバンテストが買戻しを急ぐ動きで指数を押し上げ堅調だった。

昼の時間帯は手仕舞い売りに押され、後場は手仕舞い売りもあって冴えない始まりとなったのだが、引き続きファーストリテイリングとアドバンテストが指数を押し上げ、特にファーストリテイリングが踏み上げ相場の総仕上げという形で暴騰し日経平均は上値を試す動きとなった。ただ、ファーストリテイリングが高いだけで日経平均以外の指数は軟調で3連休前の週末ということで総じて手仕舞い売りに押される展開だった。

小型銘柄は手仕舞い売りに押されるものが多く、売り急ぐこともなかったが総じて冴えないものが多かった。グロース250指数やグロース株指数は軟調だった。先物は散発的にまとまった売り買いも見られたが、特に指数を動かすようなことも方向づけるようなこともなく、持高調整の売り買いが中心となっていたようだ。

ファーストリテイリングだけという感じの相場だった。好調な決算を受けて買われたということだが、それほど好調な決算でもなく、ウェイト調整の影響などもあって空売りが積み上がっていることで踏み上げ相場となったものと思われる。これから決算動向に反応しながらも全体としては上がれば売られ、下がれば買われるという状況で方向感に乏しい展開となるのだろう。

テクニカル分析

日経平均

引き続き上値の重い展開で首つり足となった可能性も高い。いったんは75日移動平均線までの調整も見られるのではないかと思う。

▽詳しくは解説動画をご覧ください。

当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。