この記事は2024年11月6日(水)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「西原宏一氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。
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2024年11月6日(水)の午前9時すぎに、現役トレーダーの西原宏一さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。
現在の為替相場の傾向や相場観
今週の大注目は米大統領選。開票結果は、本日6日(水)日本時間午前8時過ぎから速報が伝えられる見通しとなっている(今回も最終結果の判明には何日もかかる可能性もある)。
多くの世論調査は、接戦だと伝えている。しかし、シティバンクのエコノミストは「世論調査が接戦だからといって、必ずしも結果が接戦になるわけではない」と題するメモで、「世論調査は接戦だが、いずれかの世論調査の誤差が投票日の夜の早い段階での明確な結果発表につながる可能性がある。ノースカロライナ州とジョージア州は、ハリス氏とトランプ氏の他の激戦州での見通しを早期に示す可能性がある」と警告している。
現在の為替相場の戦略やスタンス
これまで進んできたトランプトレードは、「トランプ氏が勝利するとの見方から小型株が買い進められ、インフレ再燃への思惑から金利は上昇。暗号資産も上昇」といったところ。一方、相対的に不確定要素が少ないハリス氏が勝利すれば、「トランプトレード」は巻き戻しがさらに進むだろう。
個人的には、トランプ氏が選ばれたとしてもセル・ザ・ファクトで株が売られるのではないかと考えている。問題はタイミング。
トランプ氏当選の可能性が上がれば、イニシャルアクションは株高・円安になると想定される。逆にハリス氏が勝利すれば、トランプトレードはあっさり巻き戻される。
米大統領選の結果に注目だ。
▽米ドル/円 日足チャート
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*:当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。