この記事は2024年11月19日(火)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「小林芳彦氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。
2024年11月19日(火)の午後12時半に現役トレーダーの小林芳彦さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。
小林芳彦
1979年慶応義塾大学商学部卒、同4月株式会社協和銀行入行。 外国為替研修生・営業店外国為替業務経験後、1987年から本店資金為替部調査役。 インターバンク(フォワード)ディーラー・カスタマーデスクヘッドなどを歴任後、1989年10月よりクレディスイス銀行(資金為替部長)、1997年クレディスイス・ファーストボストン銀行(シニアセールス)、1998年バイエリッシェ・ヒポ・フェラインス銀行(為替資金部長)、2001年バンク・オブ・アメリカ(為替資金部営業部長)で数十社の法人顧客を担当。
現在の為替相場の傾向や相場観
米ドル/円は、先週14日(木)に156.75円付近の高値を付けた以降は下落しており、上値の重い展開だ。ただ急落する感じもなくもみ合いつつ、方向としては再びじりじりと上に向かうのではないだろうか。
158円を上回ると介入警戒感が強まると思うが、現状の154円台などで介入が入ることはないだろう。 12月の日銀の利上げはおそらくなく、来年1月にずれ込むとみている。
また米国の利下げに関しては、どちらかというとさほど慌てていないため、それがドル買いに繋がっているようだ。なおかつ米長期金利が非常に強いため、マーケットとしては、押し目買い意欲が相当強い雰囲気を感じている。
現在の為替相場の戦略やスタンス
今週の米ドル/円予想レンジは、152.00~157.00円。
戦略的には152円台、153円台で買い場探しをして、156円台後半から157円前後で利食うイメージの買い回転で臨みたい。
▽米ドル/円の日足チャート
※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。