この記事は2024年11月25日(月)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「竹内のりひろ氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。
2024年11月25日(月)の8時時点に現役トレーダーの竹内のりひろさんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。
現在の為替相場の傾向や相場観
先週1週間の主要通貨の騰落を振り返ると、円は下落通貨の最下位(-0.30%)に位置する。下落の上位は、ユーロ(-1.14%)、ポンド(-0.70%)、スイスフラン(-0.64%)と欧州通貨が独占しており、トランプトレードのドル買いは引き続き、対欧州通貨で進んでいる。 先週発表された経済指標の結果が欧低米高の構図となり、景況感の違いから欧州通貨売りが加速する。
ユーロ/米ドルが目先のサポートを割れ、約1年ぶりの安値を更新、一段安の様相を呈す。
現在の為替相場の戦略やスタンス
先週末、米国の次期政権の財務長官人事だが、当初予想されたウォルシュ氏ではなく、ベッセント氏と発表されている。ヘッジファンドの出身で市場原理に精通した、むしろ、市場に好感される人事発表となった。
この影響か定かではないが、本日25日(月)朝のウェリントン市場ではドルはギャップダウン(下窓)で取引を開始している。
今週は28日(木)が米国市場は感謝祭で米国株と米国債の取引が休場、翌日29日(金)も短縮取引。
週末4連休を取る市場参加者も多く、例年、感謝祭に向け、金融市場は調整色が強くなりやすい。対欧州通貨でドル買い継続方針だが、こうした調整に警戒している。
今週は米ドル/円で152.00~156.00円、ユーロ/米ドルで1.0300~1.0550ドル、ユーロ/円で158.00~163.00円とみている。
▽米ドル/円の日足チャート
▽ユーロ/米ドルの日足チャート
▽ユーロ/円の日足チャート
※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。