29日(金)の株・債券・商品市場

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人気通貨ペア 本日の予想レンジ

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ドル/円の見通し:日米金融政策を巡り上下する展開

29日のドル/円は150円台を割り込んで下落。米長期金利の低下を受けてドル売りが優勢となった上に、東京都区部11月消費者物価指数(CPI)の上振れと植田日銀総裁の追加利上げに前向きな発言によって円が買われた。早朝の151円台半ばからNY市場の149円台半ばまで2円あまり下落。前日比1.2%安の149.70円前後で11月の取引を終えた。本日から12月相場がスタート。市場では、米連邦準備制度理事会(FRB)が18日に利下げを行い、日銀は19日に利上げに踏み切るとの見方が優勢だ。もっとも、FEDウォッチによると米金利先物が示す12月利下げの確率は66.0%で、日本のオーバーナイト・インデックス・スワップ(OIS)が示す12月利上げの確率は65.8%だ。いずれも政策金利の変更を十分に織り込み切れていない。今後も織り込みが変化する余地が大きいということであり、その変化に沿ってドル/円が上下する展開が見込まれる。本日は、米国の利下げに関する手掛かりとして米11月ISM製造業景況指数および、ウイリアムズNY連銀総裁とウォラーFRB理事の発言に注目。チャート的には149.50円台に位置する日足一目均衡表の雲上限を巡る攻防に注目したい。

注目の経済指標:ISM製造業景況指数

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注目のイベント:FRB高官発言

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神田 卓也
神田 卓也(かんだ・たくや)
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、WEB・新聞・雑誌・テレビ等にコメントを発信。

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