日々是相場
(画像=VectorSpace/PIXTA)
日経平均 39,568.06円 △437.63円
為替 1ドル=157.41円
売買高(東証プライム、以下同) 20億6,148万株
売買代金 3兆8817億22百万円
値上り銘柄数 1,295銘柄
値下り銘柄数 297銘柄
騰落レシオ(25日) 105.89%

市況概況

欧米市場が休場となるなかで持高調整の買いが入り大幅高

米国市場が休場となるなかで夜間取引の日経平均先物が堅調だったが、期末の持高調整なども見られ寄り付きは前日の終値水準からの始まりとなった。

寄り付きの売り買いが一巡となった後は持高調整の買戻しなども見られ上値を試す動きとなり、39,300円を超えると売られるものの堅調な展開で前場の取引を終えた。中国人のインバウンド期待などから百貨店株が買われ、M&Aなどの思惑もあり自動車株が買われ、総じて堅調だった。

昼の時間帯も買戻しを急ぐ動きも見られ、後場は前場の高値水準で始まり、その後も買戻しが続きじり高となった。腰の据わった買いが入っているというよりは目先的な踏み上げ相場と思われ、指数先行でじりじりと上昇する相場が続いた。引けを意識する時間帯になっても値持ちの良い展開が続き、値持ちが良いから踏み上げ相場が続き、結局高値圏での引けとなった。期末の配当取りの動きなども見られたものと思われる。

小型銘柄も総じて堅調だが冴えないものも見られた。グロース250指数やグロース株指数は堅調ながらも上値の重い展開だった。先物はまとまった売り買いも散発的に見られたが、あくまでもヘッジ的な売り買い、あるいは持高調整の売り買いと見られ、大きく方向づけるような断続的な売り買いは見られなかった。

鬼の居ぬ間に・・・ということでもないのだろうが、指数先行で大きな上昇となった。日経平均だけでなく、自動車株なども堅調となったことでTOPIXも高く、指数先行での持高調整の売り買いが見られるなかで指数が押し上げられたということなのだろう。

明日からは来年の相場を睨んでということになり、まずは上値の重さを嫌気するような動きから始まるのだろう。空売りが積み上がるかどうか、そして買戻し一巡となるかどうかという目先の需給に振らされるて右往左往するのだろう。

テクニカル分析

日経平均

下値のサポートを確認して上値を試す動きとなっている。ただ、買い手掛かりにも乏しく、配当落ちもあるので、まだまだ下値を試す場面も多いと思う。

▽詳しくは解説動画をご覧ください。

当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。