この記事は2025年1月8日(水)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「井口喜雄氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


FXトレード戦略
(画像=takasu/stock.adobe.com)

2025年1月8日(水)の午後12時すぎにトレイダーズ証券の井口喜雄さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

井口喜雄
トレイダーズ証券市場部ディーリング課。認定テクニカルアナリスト。1998年より金融機関に従事し、ディーリング業務に携わる。2009年からみんなのFXに在籍し、ドル円や欧州主要通貨を主戦場にディーリング業務を行う。ファンダメンタルズからみた為替分析に精通してるほか、テクニカルを利用した短期予測にも定評がある。

現在の為替相場の傾向や相場観

新年からトランプ相場に振り回されている。一昨日6日(月)は関税に関する報道で乱高下したほか、昨日7日(火)はトランプ氏の「米金利は高すぎる」という発言でドルが下落するなど、相変わらずのトランプ節は健在だ。

トランプ次期大統領の政策については不透明な部分が多く、ここから数カ月はヘッドラインに振り回されることを覚悟しなくてはならないだろう。

現在の為替相場の戦略やスタンス

トランプ次期大統領によるドル高けん制発言のほか、本邦からは円安へのけん制発言、さらには介入警戒感と米ドル/円の上値を攻めるにはリスクが高い。

しかし、利下げを急がない米国と、利上げを急がない日本なので日米金融政策を材料にすれば米ドル/円の上方向はまだ正当化できる。

一度は節目となる160円をトライすると考えているが、急落リスクを避けるため、スウィング以上なら深めの押し目を拾いたい。短期であれば高値を追随していきたいが、売買は細かく刻んでいこうと考えている。

▽米ドル/円 の日足チャート

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(画像=羊飼いのFXブログ)

※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。